大学病院の眼科を受診した。この一年間、通い続けている。
受付でいきなり、「ここ2週間の間、県外にでかけたりしませんでしたか?」と聞かれた。 きっと、毎回尋ねられていたんだろう。が、さして気にも留めていなかったので、いつものように「ありませ・・・」と言いかけたのだが、考えてみれば(考えなくとも)、ちょうど1週間前、東京から帰ってきたばかりだ。勿論、正直に(あたりまえか)そう答えた。
そうしたら、受付嬢は、困ったような顔をして、「ちょっとお待ち下さい」と言って奥に消えていった。
そっか、コロナかぁ。ひょっとしたら、今日は診てもらえないのかもしれないなぁ。
これが、糖尿の定期検診だったら、「そうですか。では出直します」と、喜んで踵を返すところだ。でも、こと”眼”に関しては、僕は一刻も早く、どうにかして欲しかった。
というのも、視力がガタガタなのである。いや、視力というよりも、左右のバランスだ。
ブログにも書いたように、5月に右目の白内障の手術をした。おかげで、右の視力は大幅に回復した。が、左目は元のまんまだ。今日の視力検査でも、右眼の0.9(勘も冴えていた)に対し左は0.3だ。以前計った時よりも、左右の差はさらに広がっていた。
だから、焦点が合わない。世界が歪んで見える。ぼやけて見える。
おまけに、先日のブログにも書いたが、昨年作った眼鏡を壊してしまった。今は応急措置として、古い眼鏡を引っ張り出してきて代用している。そのせいか、歩くのすら覚束ない。
で、医師とも相談して、左目の手術の日が決まった。2月15日入院、16日手術、17日退院という日程だ。定例議会の開会に、ぎりぎり間に合いそうだ。
最初は、2月上旬も空いていると言われた。身の安全を考えれば、出来るだけ早い方がいいので、それで決めようとした。
ところが、一旦決まりかけた後で、「手術前の2週間は、旅行や宴会は避けて下さい」と言われた。それは困る。1月中旬には、既に視察の予定も入っている。東京から学生時代の友人が訪ねてくることにもなっている。新年会のお声もいくつかかかるだろう・・・などと酒飲みの煩悩が、つい表に出てしまった。
全国的に、感染者数は激減しているが、特に病院では、まだまだコロナに対する警戒は強いのだということを実感した。
だったら、いっそのこと、明後日の糖尿検診こそ、延期にならないかなぁ。「東京へ行ってきました。銀座で(と言っても一丁目の安い居酒屋だが)飲みました」って、思い切り強調してみようかしら。(5654)