今泉昌一の 私事時事

弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

2021年12月

改めて 今年の漢字


 恒例の、年頭に挙げた”マニフェスト”もどきのものの検証だ。
 12月19日のブログで、僕の今年の漢字は「滞」だと記した。コロナの影響で、いくつもの活動が「停滞」したからだという理由だ。
 が、改めて1年を振り返ってみると、”たい”は”たい”でも、「怠」という漢字のような気がしてきた。そう「怠慢」「怠惰」の「怠」だ。
 例えば健康管理。1月8日のブログでは、血糖値管理を目標に掲げた。Hba1c 6.5以下などという大それたことを書いた。
 現実は、現在7.6もある。かなり悪化してしまった。3月4月あたりまでは、それでも6点台をキープしていた。それが、何かのはずみで、一旦箍がはずれると、もうブレーキが利かない。特に、11月以降、気温が下がり始めてからは、無性に甘い物が食べたくなって、コンビニのシュークリームを、特食べるようになった。来年こそは、仕切り直しだ。
 歩行数も、公約くを大きく下回った。掲げた数字は1日平均8000歩。それが昨日までの平均が7167歩。仮に今日、朝から晩まで1日歩き続けたところで、届きそうもない差だ。去年は8000歩まであと一歩というところまで達成したのだから、これもまた大きく後退だ。
 言い訳もいくつか用意はしていた。が、それをここで書くのはよそう。一にも二にも、僕の怠け心のせいなのだから。
 一方、議員活動という点では、掲げた目標は、ほぼ達成できた。
 議会報告会は、個人で4回、会派で4回、計8回、約束通り開催した。会派報告会では、無所属議員と合同で行った会もあった。
 このブログも、1月10日を除き、毎日更新できたと思っている。それだって、書かなかったわけではない。書き上げた後、(更新)をクリックしなかっただけだ。
 Facebookへの投稿も、去年までよりは増えた。ただ、根がこまめな性格ではないので、どうしても、一日一回のブログの方に重点を置いてしまう。
 その他、議会基本条例の検証も一区切りがついた。決して100%満足のいくものではなかったにせよ、議会運営協議会という公式の場で、俎上に乗せて話し合った。
 監査委員条例改正という、議会提出の条例案も可決された。もっともこれは、僕がたまたま提出理由を議場で述べる機会を与えていただいただけで、多くの同僚議員との話し合いの中で練り上げられた条例案だ。
 ただ、積み残しはまだある。一つは、議会という組織としての、市民との対話集会の開催。また、改正案ではなく、弘前市議会オリジナルの条例案の制定等だ。やはり、トータルすれば「怠慢」の字が相応しいのかもしれない。
 まぁ、残された課題があるということは、来年のモチベーションにもつながる。などと、究極の言い逃れをして、今年のブログの締めくくりとしたい。
 皆様、よいお年を。
 
 

生ける者として


 位牌堂母の一周忌の法要を執り行った。命日は、昨日のブログにも書いたように1月2日なのだが、 正月3ケ日は避けた方がいいというので、お寺と相談して、年内の30日になった。我が家以外にも、法要があったようだ。準備をしている間、奥の位牌堂から読経の声が聞こえてきた。
 年の瀬も押し迫っていることもあって、ごく身内のみに案内をした。参列したのは、家族も入れて10人足らずである。
 昔は、もっと親戚縁者は多かった。それが、一人二人と他界していき、その子どもや孫の世代は、他県に移り住む者も多く、段々と少なくなっていった。会社倒産の際にご迷惑をおかけして、疎遠になってしまった親戚もいる。
 寂しさも感じる反面、父や母は、さぞや大変だったろうとも思う。座席や焼香の順番に気をつかっていた姿を想い出す。
 僕自身、これまでも、こういった仏事の取り仕切りは何度か経験してきた。だけど、こればかりは、決して慣れることはない。正直言って、気が重い。だけど、長男として産まれた使命だ。義務と責任がある。決して避けて通るわけにはいかない。
 おそらく、母の3回忌も、来年の今頃行うことになるだろう。その前に、8月は父の17回忌だ。そして再来年の3月には女房の13回忌が巡ってくる。月日の経つのは、矢よりも速いものだと、しみじみ感じざるを得ない
 大切な家族を失う度に、仏事に割く時間が長くなる。寺にいく回数も増える。しかしそれも、自分が今生きている証だと思えば、出来るだけ長く続けたいとも思う。少なくとも、女房の33回忌までは・・・。(6797)

今年の私的五大ニュース


 今年も、自分の身の周りでの出来事を、5大ニュースという形でまとめてみよう。勿論、明日と明後日に、何事も 起こらないという前提のもとにだ。

 第一位 母の死
 1月2日の未明だった。入院先の病院からの電話で起された。「お母様が危篤です」・・・すぐに駆けつけたが間に合わなかった。
 1年近く経った今でも、心に去来することがある。「僕は親孝行できたのか? それとも親不孝だったのか?」 少なくとも、最後の1年間は、孝行息子だったと思いたい。

 第二位 義父の死
 これも1月だった。死んだ女房の父親が亡くなった。浴槽の中で冷たくなっているのを、義弟が発見した。いわゆる”ヒートショック”というやつである。
 それ以来僕は、酒を飲んでから入浴することを止めた。飲み会があるときは、出かける前に入るか、翌朝にする。生活のリズムが、すっかり変わってしまった。

 第三位 目の手術
 5月に、右目の白内障の手術をした。その手術を受けるために、1月から、眼球に注射をするという恐怖の体験を4回もした。
 お陰で、右目の視力は驚異的に回復した。だけど、左目は以前のままなので、バランスがわるくて困っている。益々、活字が読み辛くなってきた。

  第四位 久々の上京
 丸2年ぶりに、東京へ行った。読書人倶楽部のSさんを訪ねること、母の葬儀の際にお世話になった首都圏に住む親戚の家を回ること、大学時代の友人に会うことが、主な目的だった。
 定例議会前に行っておいて良かった。もし、議会が終わってからだなんていっていれば、オミクロンとやらを心配しなければならないところだった。

 第五位 全国第一位
 ちょっぴり自慢をさせてもらいたい。このブログが、Livedoorブログランキングで、僅か1日だけだったが全国第一位になったのだ。日頃から愛読頂いている読者の皆様に、心から感謝を申し上げたい。
 実は、一位はこれで2度目なのである。前回は、市民会館指定管理者案を否決した時。今回は、監査委員人事案を否決した時。議員として、僕が皆様から、何を求められているのかわかろうものだ。

 と、今年も艶っぽいニュースは、一つもなかった。こうして、66歳を迎えた年も、静かに幕を閉じようとしている。(8728)

儚い夢


 市長選今朝の地元紙。両紙とも「E市議、市長選出馬を検討」という見出しが、大きく一面を飾った。(しかし、記事の写真まで公開して、今さらイニシアルにする意味はどこにあるんだろう?)
 これで。立候補の意志を表明したのは3人目である。今日は、朝から、この件で、電話やメールが続いた。
 「Eさんって、どういう人?」 これなんかはまだいい方だ。
 「鏡ケ丘(弘前高校)VS錫杖会(弘前南高校)だな」なんてことを言う人もいる。半分、野次馬気分のようだ。
 「誰が勝つと思う?」 そんなことを質問されたって、馬券を外し続けている僕には、答えようがない。  
 一番多かったのは、「お前は誰を応援するんだ?」という質問だ。中には、「お前が推した人を応援する」とまで言ってくれた人もいる。こういった問いには、次のように答えている。
 まず、3人とも、まだ誰も、ビジョンを発表していない。それを見ぬうちに、好き嫌いやその他の感情で、特定の候補を他人に強く推薦することは、議員という立場上、無責任のような気もする。
 加えて、昨日のブログにも書いたように、今、会派さくら未来では、弘前市の将来あるべき姿を、政策としてまとめる作業を行っている。議論も大分煮詰まってきた。あとは、目に見える形として表わすだけだ。
 この会派ビジョンが出来上がれば、それを公表する。その上で、各候補者と協議をして、合意を得たひとを支持したい。
 僕らの政策を丸呑みしろだなんて傲慢なことは考えていない。基本的に同じ方向をみることのできる人に、市政を託したいと思うからだ。
 ただ、はっきり言えることがある。二元代表制の地方自治において、議会の存在を軽視するような首長ではいけない。
 俗に言われるように「市長と議会は車の両輪」などとは思わない。それぞれが民意を代表する独立した機関だ。時に、片方が右を向いて、もう片方が左を向くことだってある。そういう時にどのように調整するか。そこに、トップリーダーとしての度量が如実に現れるのだろうと思う。そういった資質を持った人を応援したい。
 「お前は立候補しないのか?」 有難いことに、そう言ってくれる人もいる。だけど、有馬記念の馬券とともに、夢は儚くも消えた。(8068)

子どもは地域の宝


 ”子育て”という言葉が、僕らの議会活動のキーワードの一つとなっている。
 元々は、同じ会派を組むTa議員のマニフェストだったような気もする。彼自身、まだそれ以前の立場だが、彼の同世代では、子育て真っ最中という仲間も、けっこう多いだろうと思う。
 会派ではないが、いつも行動を共にしている、無所属のNa議員も、このことについて、いつも議会で採り上げている。実際に彼は、現在、中学生のお嬢さんの”子育て”の真っ最中だ。
 では、僕はと言えば、”子育て"は、とうの昔に卒業した。自慢じゃぁないが、親に似ず、立派に育ってくれたと思う。他人を思いやる心、気遣い、優しさ・・・親馬鹿の誹りを敢えて受ける覚悟で言えば、どれをとっても申し分なく育ってくれたと感謝している。
 そんな個人的な話はともかく、僕も、”子育て”という課題には、とても関心を持っている。弘前の産んだ昭和の少年冊子の名編集長 加藤丈夫さんの「子どもは国の宝だ」という言葉に、深く感銘を受けた一人だ。
 そんなこともあって、この1~2年間は、随分と、子ども政策に係わってきた。
 弘前市の母子福祉施設「ひまわり荘」の現地視察もさせていただいた。中には、実態を見たこともないのに議場で質問をする議員もいるやに聞いたことがあるが、僕らは、あくまで現場主義だ。資料や伝聞よりも、より抱えている課題の大きさが見えてくる。
 離婚後の親権問題を調査をするため、会派と無所属のNa議員と一緒に、平川市在住の先進事例者のお宅を訪ねた。”共同親権”も含めた、子どもの権利については、いずれ形として提案したいと思う、
 今日は、この1年間、僕らと情報共有をしていただいた、母子寡婦福祉会の役員の方々との、ささやかな忘年会。僕んちの近所の居酒屋で、しこたま酔ってしまった。
 まぁ、情報交換と称して、いつもこんな具合で、今年も数回、一緒に飲む機会を頂戴した。でも、このままだと、僕らはただの”酔っ払い”だ。決してそうではないというところを見てもらわなければならない。いただいたご意見や要望を、形にしなければならない。
 既報の通り、来年4月の市長選挙に向けて、会派さくら未来では、弘前市のビジョンの策定を行っている。今日も夕方から集まって、議論を交わした。この”子育て”についても、具体的な提言がほぼ固まった。それを示した上で、議員としての市長選挙への態度を明らかにしたいと思う。(4710)
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