いよいよ始まった。
何が?
プロ野球ペナントレースが・・・ではない。青森県議会選挙だ。
朝8時半から、受付順の抽選が行なわれた。僕は1番だった。幸先がいい。早速ポスター担当のボランティアスタッフにその番号を伝え、一斉に掲示に向かってもらった。こうして選挙戦がスタートした。
事務所前で簡単に挨拶をさせていただいたあと、第一声は下土手町の菊地薬局前で行なった。お店が開く前の商店街は、人通りはほとんどない。でも、何と言っても、土手町は僕の故郷だ。原点だ。事務所は病院や学校の近くなのでマイクを使えないとなれば、第一声の場所は、やはりここしかなかった。

候補者それぞれによって、このコース取りには、色々な戦略があるのは当然だ。それにしても、午前中は、不思議なくらい、他の候補者の選挙カーとは遭遇しなかった。11時を過ぎてようやく、元職の車が、街頭に立っている僕の前を過ぎていった。
考えてみれば、28の定数に30数人が立候補する市議会議員選挙と違って、定数6に僅か8人の立候補者数だ。広い弘前市内を8台の選挙カーしか走っていないのだから、出会わなくても不思議ではない。なんて考えていたら、午後には立て続けに2陣営の車とすれ違った。
僕の手法は、プロのウグイス嬢を使った名前の連呼は行なわない。こまめに選挙カーから降りて、街頭演説を打つ。自分の思いを、自分の声・言葉で訴える。そのやり方でこれまで4回の市議会議員選挙を戦ってきた。
多い時で、1週間の選挙期間に270ヶ所で演説をしたことがある。しかし、その回数も、歳とともに段々と減っていった。今日は、23ヶ所でマイクを握ったところで力が尽きた。体力・喉力の衰えは如何ともし難い。
ただ、今日気になったのは、言葉がスムーズに出て来なかったことだ。何度も何度も噛んでいた。喋っている自分がおかしいなと思う、滅茶苦茶な日本語になっていたときもある。
場所によって内容を変えようと思っていることで、逆に頭の中の整理が追いつかなくなっている感もある。むしろ、どこでも同じような中身にした方がいいのか? でも、それだと喋っている本人は面白くない。いずれにしても、この点は、明日に向けて軌道修正をする必要がありそうだ。
そうだ。僕の今回の選挙のキャッチコピーは、「明日をもっといい日にしたい」である。明日の演説を、もっと今日よりいいものにしなくては・・・。(6520)
追伸
明日は、主に第一中学校学区の住宅地を回る予定だ。もし見かけたら手を振って下さいね。