今泉昌一の 私事時事

前弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

2023年08月

指定管理制度について考える


 指定管理者弘前市議会議員有志による指定管理者制度勉強会に乱入した。いやいや、乱入とは人聞きが悪い。ご案内を頂いたのでオブザーバー参加した次第だ。
 ただ、オブザーバーと言っても微妙な立場だ。現職の議員から案内はいただいたが、僕自身、議員OBであると同時に、弘前ペンクラブで太宰治まなびの家の指定管理にも直接携わっている。動物か鳥かではないが、蝙蝠のような立ち位置で、両者の境目に座った。
 会議の要点は、今の制度では、指定管理者のモチベーションを維持できないのではないかということだった。例えば、貸し館業務を主として行なっている指定管理者がいる。様々な営業努力をして、貸しホール(貸し室)の稼働率を上げたとしても、今の制度だとそれは、指定管理者の収入にはならない。全て市に納めなければならない。
 更には、市から指定された事業を行なったとしても、仮に入場料をとっても、それはやはり市の帰属となる。つまり、アイディアを絞り出し、苦労して事業を行なっても、事業者にとっては、少なくても金銭的には何のプラスにもならない。これではモチベーションが上がるはずはない。
 指定管理者制度とは、本来は、市の施設の管理を民間事業者に委ねることで、その事業者の持つノウハウや多彩なネットワークを活かして、より効率的な、かつ市民ニーズに応えた運営を目的とすることであったはずだ。それが、現行のやりかたでは、事業者は、その能力を充分に発揮することは難しい。
 もう一つ。この制度は、5年に一度、公募をし、管理者を選定する。5年ごとに継続できるかどうか審判を受ける。これでは人材の育成もおぼつかない。
 そして5年間の協定を結ぶ。そこで定められた指定管理料が5年間の事業者の収入となる。
 ところが昨今のこの情勢だ。物価は上がる、最低賃金も2年連続で大幅に引き上げられる。それでも、協定締結時に定めた金額は据え置きにされる。これでは、いきおい、事業費や市民サービスにかかわる支出を削減せざるをえない。
 そういったことが、複数の指定管理事業者から説明があった。僕もちょっぴりだけ口を挟んだ。
 K産党あたりは、根本的に指定管理者制度には反対のようにも感じられる。が、僕は、基本的には賛成だ。民間の自由な発想で、市の公共施設の多くが、より使いやすく、より面白いものになるのなら、大いに導入すべきだとも思う。
 でも、今のままなら、K産党の言うように、単なる、市が直営で行なうよりも人件費を削減できるという目的でしかないように思わないわけでもない。今日の勉強会を契機に、指定管理者制度について、抜本的に考え直す、そういった流れが生まれることを願う次第だ。
 さてさて、太宰治まなびの家。最賃アップ以前に、清掃等の再委託料、イベントの告知のためのポスター・チラシ等の印刷料が確実に値上がりしている。この上、人件費ともなると、一体どうなることになるのやら・・・。(9230)

そうだ、図書館に行こう


 暑かった。今日も35℃という予報が出ていた。一体何℃あったかは知らないが、とにかく暑かった。
 今年の夏は異常だ。もう何日、真夏日が続いただろう。週間予報では、9月に入っても、30℃超えの日が続くようだ。
 今日も熱中症警戒アラートやらが発令されていた。昼以降は、出来るだけ外出を避け、家の中で涼しく過ごすようにとのことだ。そりゃそうだ。誰だってこんな日に、灼熱の太陽の下、出歩きたくはないだろう。
 とは言え、外に出なければならない時もある。今日は、午後1時からと4時からと、二人のお客様が弘前読書人倶楽部を訪ねてくる約束になっていた。すっぽかすわけにはいかない。時計の針が正午をまわった頃、しぶしぶ家を出た。
 途中で銀行に2軒寄った、お金を降ろしたり振り込んだりといった用があるにはあったが、要は涼みに行ったようなものだ。行内は天国のようだった。このまま閉店までいたかったのだが、用もないのに居座っていれば、きっと怪しまれたであろう。
 13時からのお客様は、保護猫活動の会の会員さんであった。会の活動についていろいろと提案をもってきてくれた。会を起ち上げたはいいが、なかなか上手く進んで行っていないのが現状だ。有難くご意見を拝聴した。
 その方がお帰りになったのが14時を回ったあたりだった。次の来客との待ち合わせ時間まであと2時間もある。ちょっとだけ市役所に用があったが、それは数分で済む話だ。さて、ポッカリ空いた時間をどう過ごそうか?
 家に帰って、エアコンの効いた部屋で昼寝するという選択肢もある。だけど、電気代を考えればそこは自重せざるを得ない。
 エアコンを付けないまでも、窓を全開にして車を走らせていれば、それなりに涼しいかもしれない。でも昨今のガソリン価格の急上昇だ。それも勿体ない。  
 一件だけ、市役所に行く用事があった。議員時代であれば、冷房の効いた庁舎内をうろついていても、誰も疑問に思わないだろうが、今は只の人である。なんか、議員バッジに未練があるように思われても困る。
 と、そこで閃いた。そうだ、図書館に行こう! 涼しいだろうし、入館は無料だし・・・。
 グッドアイディアだった。平日の昼下がりは比較的空いている。わずか2時間足らずではあったが、図書館内でのんびりと過ごした。
 ただ、かつて商店を経営していた悲しい性がある。例えば、外出中に急に尿意を催して近くのコンビニのトイレを借りたとしよう。中には全く気にしない人もいるようだが、僕は、申し訳ないので、たとえ100円のガムだろうが、必ず何かを買って出てくる。
 図書館だってそうだ。涼んだだけで何も借りて来なければ、悪いことをしたような気になる。そこで、こんな本を借りてきた。
著者 : 柳澤健
文藝春秋
発売日 : 2017-01-27

 家に積まれてある未読の本を読もうという、無職になった当初に立てた計画は、また脆くも崩れ去ろうとしている。(3151)

 追伸
 いつものように、スマホで計測した昨日の歩数を記載しようと思ったら、電池がすっからかんになっていた。改めて明日追記するので、今日のところはごめんなさい。

青にならない信号機  今日の市政懇談会から


 和徳学区市政懇談会が行なわれた。昨年まではコロナで中止となっていた。今年は4年ぶりの開催ということなのだそうだ。僕も学区内町会の町会長として参加してきた。
 この市政懇談会は、市内26地区で、地域内の課題や要望事項を、直接市長以下市の理事者に伝える場として、町会連合会が主催している。1年に8~9地区ずつ。つまり3年に一度、各地区に回ってくることになっている。  
 僕はこれまでは、議員として、いくつかの地区の懇談会も傍聴させてもらってきていた。各地域のナマの声を知るには、とても有意義な会だからだ。
 自分の地区(学区)でさえ、どちらかというと議員の立場を優先した。議員であれば、一般質問等いろいろな場面で、市の理事者には直接意見を言うことができる。だから、市政懇談会では発言を控え、できるだけ参加者の声を聞くことに徹してきたつもりだ。
 が、今年は”議員”という肩書きが無い。となれば、この場を活かして、町会長として言うべきことを言わなければならない。
 で、僕が要望したのは、以前も書いたかもしれないが、波多野歯科と富国生命の間に設置されている中央通りを横断する歩行者専用信号のことだ。実はここでは過去約30年間に2件の死亡事故が発生している。いずれも高齢者が輪禍に巻き込まれたのだ。
 要点は①歩行者がボタンを押したら、すぐに青に切り替わるようにして欲しい ②歩行者が横断できる時間を長くして欲しい ③信号機の位置をずらしてほしい の三点だった。直接の管轄は県警なのだが、交通行政を司る市から、強く要望して欲しいと訴えた。
 返ってきた答えは、いずれも芳しいものではない。朝の7時から8時まで現地調査をした結果、車両交通は多く、対して当該横断歩道を利用した歩行者は1人しかいなかった。よって、この横断歩道の現状に手を加えると、車両交通の流れの妨げになる・・・といった論調だったように思う。
 冗談じゃない。死亡事故は両方とも夕方以降に起きている。高齢者が買い物等で利用するケースが多いのだ。朝の1時間だけで判断されては困る。
 それに、さきほどの理屈では、歩行者の安全より車両通行の円滑化の方が優先だと言っているようなものだ。2人の命が奪われてもなお、車の渋滞緩和の方が大事だということなのか。・・・そんなことを述べて、再考を促した。
 一方で「横断歩道では歩行者優先」という市の取り組みが効果を挙げて、横断歩道で停止する車が556%を超えたと、市長は誇らしげに喋っていた。だったら、いっそのこと、青になるまでの時間が長く、青になってからの時間が短い歩行者専用信号なんて取っ払って、横断歩道だけにした方がいいんじゃないか・・・と口から出かかったが、それは言わずにおいた。まだ少し理性が働いていたのである。(6452)

疲れ果てた日は


 一時よりはいささか和らいだかにも思えるが、まだまだ暑い。僕の体内温度計の記憶では、昔は、7月下旬から8月上旬にかけてが最も気温があがり、といっても32~33℃程度で、ねぷた祭りが終われば一気に秋の気配を感じたものだった。それが8月ももう終わろうとしているのにこの気温だ。世の中がどこか狂っている。
 そんな暑さの中、一昨日は町会のバーベキュー大会、昨日は読書人倶楽部の総会と、僕にしては大きな(?)イベントを2つこなしたせいか、今日は、どっと疲れが出た。しかも、倶楽部の総会後には懇親会もばって、2日続けてのアルコール摂取だ。以前ならいざしらず、ビール2杯で酔っ払ってしまう今の僕には、かなり過激な2日間だった。
 一度横たえたからだを起すための力がはいらない。とは言え、そうもばかりもしていられない、町会バーベキューの精算もあって、車で外出した。
 ところが駄目だ。運転していても眠くなる。やっとの思いで、図書館に辿り着いた。閲覧室で調べ物をしていたら、本の上に俯してしまった。危うく涎を垂らして寝入ってしまうところだった。
 こんな日は、家に帰って、うつらうつらしながら本を読むに限る。
 ということで今日読んだのは「町長選挙」という小説。
  日本中のどこにでもあるような田舎町で繰り広げられる、町を二分して争う町長選挙のお話だ。贈収賄なんて当たり前。なんでもありのドタバタコメディーと言ってもいい。
 が、僕自身、自分で選挙を何度も経験してきたからか、単なる作り話と笑っては見過ごせない。ちらちらと風刺も効いているし、民主主義とはなんぞやと考えさせられるシーンもある。特に、ラストの結末は、見ようによっては”ほのぼの”とした大団円にもとれるが、逆の見方をすれば、力づくの勝負(戦争)を礼賛しているとも考えられなくもない。なんてことを考えながら読み進めた次第である。
 議員を辞めてから早5か月。いまだにこんな本を読んでいる。いい加減、切り替えた方がいいと忠告する人もいる。いつまでも議員時代に執着していることを心配する声もある。
 でもご安心を。昨日まで読んでた本はこれである。
 相変わらず、議員よりも政治よりも、頭の中はプロレスだらけなのだ。(5050)
 
   

入会の勧め


 諸事情があって遅れていた、弘前読書人俱楽部の年次定期総会を開催した。2022年度事業報告や収支決算案等、5つの議案を、無事全会一致で承認していただいた。
 今回の総会で、僕が代表して、最も力説したのが会員拡大のことだ。読書人俱楽部は、今のところ収益事業を行ってはいない。会費と皆様からの浄財が収入の柱だ。だから、会員が常に増え続けないと、組織の維持が難しくなる。
 今流行りの言葉で言えば”SDGs”だ。持続可能な運営をするためには、一人でも二人でも新しい仲間を増やさなければならない。それを一部の役員だけでなく、会員一人一人に心がけてもらいたいと訴えた次第だ。  
 住職総会後の記念講演(ブックトーク)は、以前にブログでも紹介した「弘前忠霊塔を守る会」の須藤会長にお話をいただいた。須藤さんは長勝寺のご住職でもある。
 当初は、同会の事務局長のMさんにお願いをしていた。いったんはご了承を得たのだが、ご都合がつかなくなったということで、ピンチヒッターを買ってでていただいたようだ。事務局長の代打が会長というのも贅沢な話だ。忠霊塔の歴史や果たしてきた役割、ここだけの裏話等、色々と面白い話を聞くことができた。
 忠霊塔を維持するための財源は、ほとんどが、入り口に4台置いてある自動販売機の売り上げだけなのだそうだ。これではとても厳しいのは、傍目からでもわかる。そこで、「弘前忠霊塔を守る会」への入会を強く勧めておられた。
 このように、様々なジャンルの第一線で活躍されている方の、弘前や本にまつわる講話を毎月のように楽しめる。ブックトークが終われば講師の方を交えての懇親の場も設けてある。知識・教養もさることながら、交流の輪がどんどんと広がっていく。これが弘前読書人俱楽部の最大の魅力だと思っている。
 他にも、会員であれば、蔵書の館外貸し出しも行っている。暑い日は、冷房の効いた管内で、お茶でも飲みながら涼んでいってもいい。
 このように、会員になるメリットは決して少なくはない。どうぞこのブログの読者の皆様も、「忠霊塔を守る会」だけではなく、弘前読書人俱楽部にも、こぞって入会をしていただければと思う。よろしくお願いします。(5967)
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