7月は散々な月であった。ギックリ腰、風邪、怪我・・・。まだどれも完治していない。腰痛も咳も頭痛も残っている。
いきおい、日常活動をだいぶ怠ってしまった。だから、毎日のブログに書く話題に乏しく、苦労をした。それでも読んで下さっている皆様に、改めて感謝を申し上げたい。
ところが、今日は違う。地元紙2紙共に、面白い記事が載っていたからだ。弘南鉄道大鰐線に関する動きについてだ。M紙に至っては写真付きで報じていた。
それによると、大鰐線の存続について、黒石市、平川市の市長が難色を示したのだそうだ。沿線5市町村で協調して支援しようという枠組みに綻びが生じたようだ。
弘南鉄道には、弘南線(黒石線)と大鰐線の2路線がある。そのうち大鰐線は慢性的(?)な赤字で、その赤字を弘前市が税金で補填しているような状況だ。
2020年に定めた当初の支援計画では、2023年度末の経営状況を見て、26年度以降の存廃を判断するというものだった。その23年度末の決算は、約1億3000万円の営業赤字。本来であれば、廃止という方向で議論が進むような状態であった。
ところが弘前市長は「市民の足を護る」といった金科玉条を掲げ、判断を先送りにしようとしているらしい。コロナ禍もあった。脱線事故もあった。点検不備による休業もあった、だから情状酌量しようと主旨らしい。
それに対し両市長が異論を疑義を唱えたというのが記事の内容だった。記事によると両市町の言い分は「2路線を存続させるのは難しい」「コロナがなければ黒字だったのか」といった論法だ。僕にはもっとものように思える。
そもそも「市民の足」に拘泥する理由は何か。いったい何人の市民の足のことを言っているのか。定期券の客が仮に20万人だったとする。でも、基本的に定期の客は行きと帰りと一日に2回利用する。だから実質的には10万人だ。しかも通学や通勤だと、年間200日以上は利用するはずだ。すると一日あたりは500人となる。まぁ随分と荒っぽい計算だが、甘くみても1000人には満たないのではないか。
他に、通院や買い物でときたま乗っている人もいるだろうが、同じ人が反復利用しているケースが多いように思われる。少なくとも”不特定多数”というのとは違うような気がする。
その全市民の数パーセントの”市民”のために、市は、16万市民の血税を投入している。しかも、民間企業の赤字補填のために。
選択と集中ということばがある。あれもこれも手を出すより、何か一つに集中して行なう方が、より大きな効果を生めるといった意味だろうか。いや、そんな難しい(?)言葉を持ち出すまでもなく、「二兎を追う者一兎の得ず」という分かりやすい諺があるではないか。黒石、平川の両市町とも、それを心配しているのだろうと思う。
弘前の市長は,何か意地になっているようにも見える。くれぐれも「虻蜂取らず」といった結果にならないよう、賢明な判断を求めたい。
何だかんだ言って、僕は、毎年、年間数回は乗っている。声高に存続を叫んでいる人たちは、一体、どれくらい利用しているんだろう?(5934)
