”赤道 ”と言っても、「花の応援団」のことではない。って言っても、今の若い人も、あるいは年配のこともわからないかもしれない。
 「花の応援団」は、僕が学生の頃に大ヒットした漫画だ。主人公が、青田赤道(あおたあかみち)という名前であった。
 いやいや、その話ではない。かといって、地球を一周する「赤道(せきどう)」の話でもない。
 ある市民から電話をいただいた。自宅付近の道路が未舗装で、積雪期など特に、デイサービス等の福祉車両などが、往来に難儀をしているとのことであった。
 早速、その方を訪ねて、現地を見せていただいた。やはり、自分の目で見ないことには、その後の対応もやりづらい。また、市の担当課に要望するにしても、写真に収めて実態を説明した方が話は早い。
 行ってみると、未舗装ではなかった。一応は舗装はされている。ただ、いわゆる”天麩羅舗装”というやつで、穴があいたりすれば、舗装の上にまた舗装を重ねていったようで、その舗装が、ところどころ崩れてきていて、道がでこぼこになっていた。
 これは確かに大変そうだ。車椅子ごと乗り込む形の車両では、ただでさえ相当振動を感じるものだと、以前聞いたことがあるが、この道路だと、さぞや乗り心地が悪いだろう。
 僕にお電話をくれた方は、「どうして市は、この道路を直してくれないんだろう? 何か理由があるのだろうか?」と首を傾げていた。僕もそれには即答できなかった。
 そこで、その足で、すぐに、道路維持課に行った。地図を指さして、現場で撮った写真を見せながら説明をした。そうしたらそこが、タイトルにも書いた”赤道”ということだった。
 赤道とは・・・、以下にコピペする。
 

   赤道というのは、道路法が適用されない道路、即ち法定外道路のことで、

   かつては登記所に備え付けられた公図に赤色で着色することが義務づけられていた

   ことにより、「赤道」や「赤線」と呼ばれるようになりました。(つまり道路法の認定道路ではありません)
   

   基本的には里道(赤道)の所有者は国(建設省)であり、維持・修繕等の機能的な

   管理はその所在する市町村が行うことになっています。

 あれ? 市の担当者は、「この道路の所有者は”市”だ」と言っていた。まぁ、今はどちらでもいい。とにかく、修繕は、市でやってくれるということだった。先ずは担当課で現地を見に行ってくれるという。
 夕方には、わざわざ課長から、今後の対応について、お電話をいただいた。感謝、感謝。僕としては、取り敢えずは一つ、責任を果たせたような思いだ。
 ただ一瞬、ヒヤっとした。公図を見せられたときに、その道路は赤い線で示されていた。僕は思わず、「ああ、赤線ですね」と言ってしまった。すぐに担当者から「赤道(あかみち)です」と訂正が入った。
 知ったかぶりではない。赤い線を見て、日頃から頭の中で憧れている言葉が、つい口を突いて出た、といった感じだ。スケベ心が顔を出したのを、市の職員に感づかれてしまったようで恥ずかしかった。でも、先ほどのコピペの通り、「赤線」とも呼ぶらしい。ブログを書くに当たって調べてみて、ホッとした次第である。
 大体にして僕は、昭和30年生まれだ。昭和33年に廃止された”赤線”など、記憶に残るはずもない。そんな言葉を口にすること自体が”知ったかぶり”だ。 
 いや、まてよ。昭和33年と言えば、ちょうど三歳の頃だ。「三つ子の魂百まで」という諺もある。ひょっとして僕は幼少の頃から・・・?(4245)