きょうは、僕の、月に1度のブルーデー。血糖値の定期検査の日だ。毎月毎月、恐る恐る大学病院に行く。血糖値が高かった場合の言い訳を考えながら、待合室の椅子に座っている。
 「先月は、歓送迎会が多くて・・・」「今月は結婚式や法事が重なって・・・」。言い訳たって、 せいぜい、その程度のものだ。
 が、きょうは、いつもとは違った。不安もあったが、実は期待もあった。不安と期待が入り交じった複雑な気持ちで、診察室の扉をくぐった。
 期待というのは他でもない。数日前にも書いたように、今週の月曜日に、大腸のポリープ摘出手術を受けた。そのために、前日の夜9時から火曜日の朝まで、全く何も食べなかった。
 その前から、自分なりに節制もしていた。アルコールに関しては、先週の土曜日以来、一滴も飲んでいない。(ホントだよ)
 そういった効果が現れて、少しは血糖値が下がっていいるのではないかという期待だ。
 反面、不安というのは、一昨日のブログにも書いたように、ここ数日間、ほとんど身体を動かしていないよいうことだ。術後に、運動は禁止された。歩くのも控えろと言われた。
 加えて、術前術後の絶食の反動で、水曜日以来、少々食べ過ぎのきらいもある。それらが、血糖値を押し上げているのではないかという不安だ。
 診察室に入ると、主治医が尋ねた。
 「何かお変わりはありませんか?」
 「お変わりって、月曜日と火曜日に、ここに入院してました」
 「ああ、ポリープの手術でしたね。無事終わりましたか?」
 「無事でありません。2週間酒を飲むなと言われました」
 「それはそれは」
 主治医は、心なしか嬉しそうだ。人が難行苦行を強いられているというのに。
 さて、いよいよ、今日の測定の結果発表だ。じっと、パソコンのディスプレーを覗き込む。
 「おーっ!」 思わず声を上げてしまった。ビックリするほどいい結果だった。前回の測定時よち、Hba1cが0.9ポイントも下がっていたのだ。
 「立派なものですねぇ」と僕。
 「・・・・・・」
 「素晴らしいですねぇ」と、さらに自画自賛。
 「うん、素晴らしいね」 主治医は渋々相づちを打つ。
 「これだったら、もう、大丈夫ですね」
 「まぁ、23日までは大丈夫だろうね」
 ん? 23日? ということは、酒を飲めない間だけはということか。24日以降は、僕がまたすぐ飲み始めることを、すっかりお見通しというわけだ。さすが主治医だ。
 まぁ、いい。取り敢えず今日の結果には大満足である。これで。いつでも血糖値を下げることができそうな自信がついた。
 あまりに嬉しくて、病院帰りに立ち寄った某事務局で、「今日のHba1cは〇.〇だったんだぜい」と自慢した。そしたら、同病の人から、「それだって正常値からみれば相当高いんだからね」と釘をさされた。全くその通りである。グウの音も出ない。
 次の検査日は6月22日。まだまだ闘いは続く。・・・って、闘っている意識は、あんまりないけどね。(3395)