弘前ねぷた祭りが開幕した。僕は、土手町のねぷたに、消防団の一員として参加してきた。IMG_5177
 実は、今年の6月23日で、消防団を晴れて定年退職した。だけど、ねぷたの行列は長ければ長いほどいい。参加者は多ければ多いほどいい。というわけで、今年も声をかけていただいた。
 最近は、「ジャワメぐ 」という言葉をよく聞く。「ねぷたになると、津軽人の血がジャワメぐ」といった具合だ。「騒ぐ」+”色めく”などの「めく」が合成された言葉なのかなとも思う。落語の「二階ぞめき」の「ぞめき」にも通じるんだろうか。
 僕は、正直、ねぷただからといって、血がジャワメぐタイプではない。「ねぷたは、長い冬を耐えた津軽人のエネルギーが、一気に爆発する祭りだ」という人もいるが、それとも違う。
 ジャワメぐのも、エネルギーの発散も、何も、叫んだり跳ねたり躍ったりすることばかりではない。僕は、議会活動だ、文化活動だ、プロレスだ、歌だと、エネルギーでもストレスでも鬱憤でも、日頃から溜め込まないようにしている。
 もっとも、最初からエネルギーが不足しているんではないかと思われている節もある。5年ほど前までは、僕に「市長になれ」と言ってくれていた女性から、「今泉さん、最近、元気ないものねぇ」と言われた時にはショックだった。いや、別に、下ネタではない。
 話をねぷたに戻そう。
 かといって、ねぷた嫌いというわけでもない。土手町で書店を経営していた頃は、毎晩最後まで、店の前でねぷたを観戦していた。決して飽きることはなかった。先日もブログで述べたように、「三国志」や「水滸伝」のファンなので、絵を見ているだけでも楽しめる。
 つまり、出てジャワメぐだけが祭りではない。ねぷたへの愛情にも色々な形があっていいのだと思う。参加する人、観る人、両方があって、初めて祭りは成り立つ。
 そんなことを書きながら、やはり、自ら参加するねぷたが一台もないというのも寂しいものだ。だから、来年以降も、もし、消防団から声がかかれば、出来るだけ参加したいと思う。
 今年はあと1回、5日の駅前運行に出る。「卍の城物語」にPRも兼ねて、為信会のねぷたに参加することになった。沿道で観戦していて、もし僕をみかけたら、是非声をかけていただきたい。(8071)

 追伸
 今日のタイトルは、小柳ルミ子のデビューシングル第2弾からいただいた。個人的には大ヒットしたデビュー曲「私の城下町」や日本歌謡大賞受賞曲「瀬戸の花嫁」よりも、こっちの方がずーっと好きだった。
 追伸の追伸
 このタイトルは、以前もこのブログで使ったような気もしてきた。でも、夜も遅いので、確認しないでこのままにさせて下さい。