午後4時半。弘前高校前で、青森県書店商業組合のN理事長と待ち合わせた。一緒に、図書室担当の先生を訪ねるためだ。
 訪問の目的はこうだ。
 今年の春、書店組合では、「あおもり文学クイズ」なるものを実施した。青森県の文学に関するクイズが32問。解答して応募すると、全問正解でなくても、抽選で図書カードを進呈するという企画だ。僕もいささかお手伝いをさせていただいた。応募用紙を図書館に置いていただいたり、僕が係わっている団体の集まりなどで配布した。
 ところが、このクイズ、4月8日のブログにも書いたように、相当に難しい。そう感じたのは僕だけかと思ったら、他にもたくさん「難し過ぎる」という声があったという。正直、ほっとした。
 今年は、問題を、青森県立近代文学館の方に作成してもらったのだそうだ。それなら難しくなるのも当然だ。
 そこで、来年は、高校生に問題を作ってもらうことにしたという。青森高校、八戸高校、弘前高校の図書部の生徒さんに、それぞれの地域に関するものを作成してもらおうという試みだ。それは面白い。
 ということで、書店組合のN理事長と、母校の図書担当の先生を訪れたのだ。図書担当の先生には、ここのところ、別件でも何度かお会いしている。すっかり(?)顔馴染みになってしまった。
 反応は良かったと思う。聞けば、弘前高校には、図書部・文芸部の他に、名前は忘れたが、クイズ愛好会のような団体もあるのだそうだ。そう言えば、かつて高校生ウルトラクイズで優勝したことがある、なんて話題が、つい先日、同級生との会話に上がっていた。先生は、図書部だけでなく、そういった生徒達にも参加してもらえば面白いのではないか、とおっしゃってくれた。
 何はともあれ、これで、僕の役目は一つ終わった。あとは、書店組合と先生方とで、メールなりで連絡を取り合っていくことになるのだと思う。そんな感じで、人と人、あるいは団体と団体の、ネットワークの結節点になることが、僕にできる数少ない仕事の一つなのではないかと、勝手に自負をしている。
 勿論、来春の企画実施の折には、また率先して問題用紙を配布して廻りたい。N理事長が言うには、今年は弘前地区からの応募が少なかったのだそうだ。うーん、責任を感じてしまう。
 正直言って、僕自身も応募しなかった。だって、あんまり難しいんだもの。一応、周囲では、”文学青年(中年?)”で通っているのに、馬脚がむき出しになってしまう。
 来年こそは、是非チャレンジしてみよう。でも、もし、高校生の作った問題に歯が立たなかったら、それこそ読書人倶楽部もペンクラブも文学学校の講師も、全て辞退しなければない、なんて事態になりそうだ。その可能性は、決して小さくない。(2895)