畏れ多いというか、怖い物知らずというか、無謀というか、不遜というか、恥知らずというか、俳句の先生をしてしまった。俳句を始めて、まだ3年足ずだというのに。
 遊びで行っている居酒屋の句会で、ここ2~3回、ちょっといい点を頂いているので、つい、調子に乗ってしまった。師匠の一八先生からは、お叱りを被るかもしれない。
 でも、まぁ、僕は自分の実力を弁えてはいるつもりだ。だから、今日だって、何かを教えるなんて大それたことではなく、初心者同士の句会の進行役を務めたようなものだった。
 参加者は七名。皆、初心者だったと信じている。もしも、上級者が混じっていたなんてしたら、赤面ものだ。
 でも、全員、巧かった。僕が講釈をたれる以前に、季語なり、句想なり、しっかりと考えて、投句下さっていた。講師より、巧い。
 しかし、まぁ、俳句の巧拙は、僕にはよくわからない。感性の問題というか、好き嫌いというか、選者の感覚次第でもある。
 そこをあれこれ言ってもはじまらない。今日は、作句の基本、例えば17音だとか、定型句だとか、季語が重ならないとか、季語が動かないようにだとか、字余りのことだとか、極めて基礎的な話を講義した。
 勿論、自分でも、その通り守っているかというと、実はそうでもない。今日僕は、締め切り10分前に思いついて、「ストーブの周りだけ掃き冬支度」という句を投句した。考えるまでも無くこれは、季語重ねである。まぁ、先生失格だ。
 でも、参加した皆さんには、それなりに楽しんでいただけたようにも思う。まぁ、芸術だとか、文芸だとか、難しいことは一切いわないで、自由に、闊達に、日本語を楽しんでいただければと思う。
 最後に一句。僕の句。「クリスマス、エクレア一つ買ってくる」。どうです? 一人暮らしの男の侘しさが滲みでているではないか。と、自画自賛。実は、初めて参加した句会で、いくらか点をいただいた句だ。句想云々よりも、今さらそういった古い句を持ち出す精神が、クリスマスのエクレアよりも物悲しい。
 わずか九句の応募であったが、同じような句想の物もいくつか合った。不思議なことにその中に、クリスマスを、陽気で楽しいものと捉えている句想のものは無かった。「鈴なれど みんな寂しき クリスマス」という仲間だけだったんであろう。
 まぁ、どうにかまた続けることができそうだ。来月のヒロカン句会のお題は、「大晦日」と、「お年玉」である。さっき述べた居酒屋句会の題は、「初雪」と「日勤買う」の二題。
 どちらにしても、例えばこのブログに投稿頂ければ、僕は有り難く、それをパクらせて(別名、活用させて)いただきたいと思う。よろしくお願いします。(7660)