今年になってから初めて、弘前読書人倶楽部のシャッターを開けた。先月の29日以来だから、実に10日ぶりということだろうか。
 きょうは、だから、読書人倶楽部の仕事始めのようなものだ。以前、友人からいただいた、とっておきのワイン(イスラエル産だとか)も用意して、来客を待った。
 副代表のY さんが来た。今月と来月のブックトークのことで打ち合わせ。この日のために、奥様が作った煮卵とゆで卵を持ってきて下さった。
 弘前芸術鑑賞会のAっちゃんも来た。僕と同い年なのだが、若々しい黄色い外套を着ている。
 その直後、東京在住の読書人倶楽部会員W君もやってきた。彼は、毎年この時期に、弘前を訪れて来る。昨日も一緒に飲んだ。
 と、このくらい人数が揃えば、ワインのコルクを抜く。Ku副代表は、玉子の他に、焼き餃子も持ってきてくれたので、それを肴に飲み始めた。
 そこへ、Koさんも来た。いつも「もう酒は飲まない」と言いながら、先ずはビールと、スーパードライの缶を手にする。
 もう餃子もイスラエルワインも残り少なくなった頃に、やって来たのはTa君。更に遅れてSa君。ほぼ常連さんのフルメンバーに近い。きょうは大盛況だ。
 話題は取り留めもない。というかてんでばらばらだ。副代表は、立て行司のセクハラ疑惑にこだわっていた。W君はブルックナーの話をする。あっちからは囲碁や将棋の話が聞こえ、僕はSa君やAっちゃんと俳句の話をする。4月に行なわれる市長選や市議会議員補欠選挙の話も出た。市長選の話になっても、誰も僕に出馬しろなどということは言わない。
 どこかに”売り家”はないか? という話も、副代表が採用面接で出会った一風変わった若者の話も、最近ご無沙汰している女性政治家の話も、密かに設立させているNPO法人の話も・・・。とにかく話題は尽きることがない。
 楽しい時間はあっという間に過ぎていく。テーブルにワインの空瓶が4本並び、餃子も煮卵もすっかり無くなったのは、午後5時前。安い箱ワインや、つまみの乾き物ならまだあったのだが、如何せん僕が本調子では無い。定時にはちょっと早かったのだが、そこでお開きと相成った。
 いつになく充実した読書人倶楽部の仕事始めになった。今年もこの調子で、日曜日は基本的に、僕が留守番をしている。ワイン、ビール、焼酎、コーヒーは、いつでも取り揃えている。是非、皆さんも、遊びにきてみていただきたい。
 しかし、”仕事始め”と言いながら、ただ飲んでいただけでないかと言われれば返す言葉もない。いや、だけど、僕らが目指しているのは、そういった、誰でもが気軽に集まれる大人の談論の場(サロン)なのだ。(3894)