昨日は、友人の死に、すっかり動揺してしまって、短いブログを書くのが精一杯だったが、実は、もう一件、大きな出来事があった。近所で火災があったのだ。
 僕の家から、歩いて3~4分。同じ通り沿いにある、元市議会議員のMさんのご自宅だ。現役当時は、いろいろとお世話になった大先輩だ。
 いや、僕の家の近所と言うより、弘前読書人倶楽部の方が近い。歩いても1分程度の距離にある。
 読書人倶楽部と言えば、つい先月も、目と鼻の先にある写真館が燃えたばかりだ。こうも立て続けに火事が起これば、何かしら不気味なものを感じる。
 ある人は、放火ではないか、と言っていた。だとすれば、読書人倶楽部も狙われるかもしれない。くわばらくわばら。
 今朝、眼科に行くのに、ちょっと遠回りをして、昨夜の現場の前を通ってみた。惨憺たる光景であった。家はかろうじて外観を留めるのみ。ガレージの中の自動車も、車種すら判別できないような、鉄の塊と化していた。
 家の前では、Mさんが、消防官に何やら尋ねられていた。悪いかな、とも思ったけれど、素通りするわけにもいかない。「先輩、大変でしたね」と声をかけると、Mさんは、消防官そっちのけで、今はこの家に一人で寝泊まりしていること、自分が留守にしている間の出来事だったことなど、僕に話してくれた。
 眼科の帰りも、その前を通った。今度は、隣のT先生のご自宅を訪ねた。奥様が出てこられたので、お見舞いを申し上げた。
 そうしたら、第一発見者はT先生だったという。隣家の窓からもれる灯が、いつもの電灯のそれとは違うなぁと思ってみていたら、じきに白い煙が吹き出したので、消防署に電話をしたのだそうだ。さぞやびっくりされたであろう。奥様は、風がほとんど無かったので助かった、と安堵の表情で話しておられた。
 いやぁ、火事は本当に怖い。財産というよりも、その人の生きてきた証や記録も、全て灰となってしまう。例えば、今僕の家が焼けてしまえば、これまで読んできた本も、溜め込んできた古いプロレス雑誌も、そして亡くなった女房の写真も全て失ってしまう。その喪失感たるや、容易に想像することができない。
 改めて、皆様も、くれぐれも火の用心を。と言いつつ、僕は今日、眼科に出掛ける際、部屋のストーブを消し忘れていた。剣呑剣呑・・・。(7768)