「岩木川ゴルフ場問題を考える市民ネットワーク」(通称 ゴルフネット)の総会が開催された。 参加者は13人。年々少なくなっているのが寂しい。
 この会は、弘前市が、弘前ウォーターフロント株式会社という一民間企業の経営破綻の際に、債権者への配当金が不十分だとして、税金を使って上乗せしたことに対して反対した市民グループ・市民の集まりである。民間会社の破産(正確には任意整理)に、行政が手を貸すこと自体が尋常ではない。
 市の言い分は、①ゴルフ場は社会体育施設として必要である。②任意整理が不調に終われば、ゴルフ場や施設が一部債権者によって競売にかけられるおそれがある。③そこで、円満に債権者の同意を得るために、配当金を増額する必要があった・・・といった内容であった。どう考えても本末転倒である。
 ゴルフネットでは原告団を結成し、その税金の拠出を差し止めるよう、拠出後は市長に対して損害賠償を求めて、訴訟を提起した。原告団へは50名以上もの市民が加わった。
 僕は、それには名を連ねていない。だって、弘前市議会が、その暴挙を可決承認してしまっているのだ。勿論僕は反対したが、議会として意志決定した以上、僕も責任を追及される側に立っているのと同じだ。
 今日の総会では、その経過や結果が報告された。残念ながら敗訴である。一審も二審も破れ、上告審では訴状を受理すらしてもらえなかった。
 案の定、判決の理由として、「議会の承認を得ているので、正規の手続きを踏んでいる」といった内容も書かれていたそうだ。一議員として本当に悔しい。情けない。
 ことほど左様に、議会の責任は重い。「議会の承認を得た」という一事が、どんなに理に合わない施策であっても、何にも勝る強力な免罪符になってしまうということを、僕ら議員は、いつも念頭において、表決に望まなければならない。 
 しかし、議会が許しても、裁判所が許しても、お天道様は、世間様は見逃してはくれなかった。それが先日の選挙の結果に表れた。これまでの、ゴルフ場問題をはじめとする、いくつかの不公正と思われる手法に対するつけが、この度の想像外の大差につながったのではないかと思う。
 まさに、「天網恢々疎にして漏らさず」・・・いや、選挙だけに「人網恢々疎にして漏らさず」だ。(5960)