弘前ペンクラブは現在、「太宰治まなびの家」と「郷土文学館」、この2つの施設の指定管理を受託している。きょうは、その実行委員会が開催され、昨年度の実績が報告された。
 「太宰治まなびの家」は、昨年度の来館者数は4629人。前年比109%。ペンクラブが指定管理を始める前の平成24年度と比べると、約1900人も増加した。
 この要因は、”いつも人がいること”に尽きると思う。ペンクラブ指定管理以前は、警備員がいるだけだった。お客様が来ても、特に案内するわけでもない。質問されれば何か答えていたのだろうか? それすらも今は定かではない。
 ペンクラブでは、常時、解説員を置いている。太宰治のことだけでなく、この家の由来や、当時の生活様式のことも、詳しく説明をしている。
 また、会議や打ち合わせなどで、会員がよく利用している。そこで、来館者との対話が生まれる。そのことがプラスに作用していると思う。
 今日も会議中に、上海から来たという若い女性の2人組が訪ねてきた。僕らは口々に、「ようこそ」「こんにちは」「有り難うございます」などの在り来たりの言葉ではあるが、津軽弁のイントネーションで、精一杯の歓迎の意を伝えた。上海の人に通じたかどうかはわからない。でも笑顔で手を振って帰っていった。
 もう一つの「郷土文学館」は、昨年度から指定管理を始めた。初年度の来館者は3320人。何でも5年ぶりに3000の大台に乗ったとのことだ。前年比では135%。上々の滑り出しと言ってもいいのではないか。
 ただ、まなびの家も、初年度は128%と大きく伸したのだが、翌年は若干下まわった。2年目のジンクスというやつか。郷土文学館も客数の動向を注視していなければならない。
 2つの施設とも、もっと来館者数を伸ばせるのではないか、という意見もあるやに聞いている。勿論、僕らも、これで満足しているわけではない。
 まなびの家では、連休中の5月4日と5日、弘前に新しく出来た「劇団 演人」による、新機軸の朗読劇を開催する。時間はいずれも14時から。
 僕はまだ台本すら読んでいない。何でも、「走れメロス」に、若者の感性で全く新しい解釈を加えた、斬新なストーリーらしいということだけは聞いた。
 郷土文学館でも、今年度から、新企画「ラウンジのひととき」を始める。2階のラウンジを使って、ドラマリーディング等、様々な催しを行おうというものだ。
 第1回目は、同じく5月5日午後2時から。これまた僕は詳細についてはわからない。プログラムには、「朗読 ”津軽の詩”より」と書いている。
 二つとも、こんな曖昧なご案内では興味がわかないかもしれないが、お時間が許す方は、是非どちらかへでもご参加いただきたい。僕は4日にまなびの家、5日に郷土文学館に行くことになりそうだ。(3652)