行政視察2日目。 午前中に高知市役所で、街路市(日曜市)の説明を聞き、昼から、列車で倉敷市児島へ移動した。
   四国を縦断して、更に、瀬戸内海を渡っても2時間ちょっと。弘前から、隣の県の秋田市に行くのとほとんど同じだ。その近さ(速さ)に、まずは驚いた。
   児島では、産業振興センターを訪ねた。元、外資系の大学の校舎だったという建物で、児島駅前にある。ここでは、地場産業の育成のため、創業支援を行なっている。
   地場産業、それは、ジーンズを中心とした、ファッション・アパレル産業だ。児島は、古くから綿花の栽培や、足袋の製造で栄えてきた。学生服では、今なお、全国のシェア60%を誇っているそうだ。
    ところが、学生服自体が、少子化の影響で、そもそもの需要が減ってきている。最近は、アルマーニを制服にする学校まで現れる始末で、昔ながらの詰襟金ボタンなんて学生服は、だんだんと影が薄くなってい一方なんだろう。
   そこで、児島では、新たな産業として、ジーンズに着目した。何せ、ここは、国産ジーンズの発祥の地なのだそうだ。
   このセンターには、オフィスの他、ミシンや作業台などの縫製設備が備えられていて、その方面で創業を目指す若者たちを支援している。1E0DAA0B-AE24-4B36-BA34-6A144638D07C
   10年ほど前からは、生産だけではなく、販売にも力を入れるようになった。衰退した旧商店街に専門店を集積して、ジーンズストリートとして売り出したところ、それまでは8000人程度だった年間来街者数が、今では20万人にも膨れ上がったそうだ。
     きょうは、その商店街も歩いて視察した。残念ながら、月曜日だったせいか、休業している店も多く、あまり活気は感じられなかった。
     弘前市も、実は、重点3事業の一つにアパレル産業を挙げている。縫製工場の生産額は、全国一位だと聞いたような気がする。でも、一般的には、それはあまり知られていない。
     つまり、生産だけでは、発信力は弱い。販売や流行の創造、お気に入りの服を着て歩きたくなるような街づくり等々、多面的な政策を打ち出さなければ、ファッションの街というキャッチフレーズは成り立たない。以前、予算委員会で、そのような質問をしたことがあるが、理事者側にその意が通じたかどうかは、ちょっと疑問だ。産業育成と、商店街振興と、街路整備が、別の組織で縦割りになっていれば、なかなか理解して貰えないだろうと考える。
     さて、児島のジーンズ産業といえば、立川談笑の「ジーンズ屋よう子ちゃん」を思い出す。古典落語の名作「紺屋高尾」の現代版なのだが、腹を抱えて笑った。弘前のレンタルCD店にもあるので、興味のある方はぜひ聞いてみて欲しい。
     説明を聞きながら、こんなことを思い出しているなんて、オンブズパーソンから訴えられるかもしれないなぁ。(7914)
 
     追伸、訴えられついでに、今日のタイトルは、近藤真彦(マッチ)のヒット曲からパクった。マッチの曲は、若い頃はよく、カラオケで歌ったものだが、さすがにこの歳になると、気恥ずかしくなったので、最近は歌っていない。