弘前は、とにかくイベントの多い町だ。きちんと統計を取ったわけではないが、 おそらく同規模以上の他都市と比べても遜色はないのではないか。ともかく、毎週土曜日曜ともなると、市内のあちこちで〇〇大会やら、シンポジウムやら、展示会やら、発表会やら、講演会やら、コンサートやらが開催されている。
 先週の日曜日も、ダンスパフォーマンスを競う「城フェス」や、地域医療を考える「市民カフェ」が行なわれていたようだ。議員としては「市民カフェ」に出るべきだったのかもしれない。参加したある人から「とてもいい会議だった。今泉さんも出ればよかったのに・・・」とわざわざ電話をいただいた。僕はと言えば、先週の日曜日のブログにも書いたように、平家物語の世界にどっぷりと使っていた。
 結局、たくさんのイベントがあって、いろいろ参加したいし、参加した方がいいと言われても、からだは一つしか無い。その時その時で、優先順位を即座に判断して対処しなければならない。
 しかし、この優先順位というのはくせもので、明確なルールがあるわけでもない。義理・人情・責任・義務・友情・好奇心・体面等々、決して数値で表わすことのできない内面的な要素が複雑に絡み合う。加えて、場所・移動距離・費用・主催者・規模等、外面上の要素も混在する。
 できれば、いろいろな主催者同士が、出来るだけ重ならないよう調勢してもらえればとさえ思う時がある。でも、考えるまでもなく、活動目的も、構成要員も、組織形態も異なる複数の団体に、僕の都合に合わせてイベント日程を組んでくれだなんて、我が儘の極致だ。それぞれの主催団体が、それぞれ最善の日程を考えた結果、日時が重なってしまうのだろうから、これには、他人が口を挟む余地はない。
 それにしても、今日のケースは珍しかった。14時から郷土文学館で「ドラマリーディング 声で紡ぐ太宰治の世界」。同じく14時から、太宰治まなびの家で、ペンクラブ指定管理事業実行委員会・・・。どちらも弘前ペンクラブが主催者だ。
 僕は、まなびの家の方に出席したけれど、いつもより心持ち人数が少なかったように感じた。文学館のイベントの方はどうだったんだろう?
 何かの手違いからだとは思う。でも、会員数100人足らずの小さな団体が、全く同じ時間帯に二つの催し物をぶつけあうなんて前代未聞の話だ。全くもって、日程を組んだ人の顔が見たい。
 ・・・あっ、僕もその一人だった。(6753)