夜半からの雨が、午前中まで残っていた。お蔭で、今日も、8月初旬にしては、涼しい一日であった。
 そんな中、「大森勝山じょうもん祭り」に足を運んできた。市議会経済文教委員宛に、ご案内を頂戴したからだ。
 大森大森勝山遺跡は、岩木山の北東山麓にある。全国的にも稀な、縄文時代末期の環状列石があって、先日、世界遺産推薦候補に指定された、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つでもある。
 ところが、その割りには、市民にその存在は知られていない。名前は聞いたことがあっても、行ったことがないという人が、かなり多いのではないかと思う。
 そういう状況を改善し、一人でも多くの人に、この遺跡の価値を知ってもらうことを目的に、このイベントは行なわれている。今年で5回目なのだそうだ。
 実際に、地元町会の皆さんによる「ふるまい鍋」や、同じく地元の小・中学生による「よさこい」など、地域の人々が、積極的に、この祭りの運営に携わっている。市の文化財課の職員も、日曜日を返上して、一生懸命頑張っていた。
 それなのに、あいにくの天気である。僕が言った時点では、人影もまばらであった。
 もっとも僕は、午後からは弘前読書人倶楽部の当番をしなければならない。特に今日は、10月の落語会のことで、お客様が訪ねてくる約束になっていた。
 いのっちだから、ふるまい鍋も食べず、地元産の野菜の焼き物も食べず、ぐるっと遺跡を1周しただけで帰ってきた。国の重要文化財に指定されている、猪形土器(愛称;いのっち)を模したキーホルダーを貰ってきたことだけが、今日のまつり参加の証だ。雨もすっかりあがった午後、たくさんの人で賑わっていたことを願う次第だ。
 弘前には、遠い古代の遺跡もある。中世から近世にかけての史跡も数多く残っている。市では、その重層的な歴史を伝えるための様々なイベントを随時行なっている。せっかく弘前に住んでいるからには、そのようなイベントに、どんどん参加してみたいとは思う。
 ただ、残念なことは、そのほとんどが日曜日に行なわれることだ。今日渡されたパンフレットに掲載されていた、8月25日の「歴史体感ツアー」」も、9月29日の「古代史シンポジウム」も、10月14日の「堀越城まつり」」も・・・。
 以前にも何度も書いたが、日曜日の午後は、僕は読書人倶楽部にいることになっている。原則としては・・・。(8903)