20年も乗っていたステップワゴンを、とうとう廃車とした。色々と思い出多き車であった。
 以前もこのブログで紹介したかとは思うが、そもそもは、当時車椅子生活を送っていた父の、施設・病院等への送り迎え用に購入した。後部座席が車外に降りてきて、車椅子からの移動が簡単にできるような装置を付けてもらった。障がい者用ということで、車椅子マークのステッカーを貼って、税金も免除された。
 18年前、会社を倒産させた時点では、まだローンが残っていた。会社所有では無く、僕個人の物だったが、当然の如くローン会社からは、車を返せという電話が来た。
 ただ、その時点では、施設に入っていたとはいえ、時々、父を乗せる機会もあった。この車が無くなれば困る。そこで、わけを話して、返済に絶対に穴を開けないという約束で、車の所有を認めていただいた。
 父が他界してからは、障がい者用の座席を使うことは無くなった。ステッカーは返上し、自動車税を払うようになった。当たり前か。
 2011年、女房が亡くなった後は、もっぱら女房の軽自動車を使うようになった。家の前の狭いスペースには、その軽自動車を駐めて、ステップワゴンは、近所に借りてある倉庫の一角で、埃をかぶったままの状態におかれることが多くなった。
 たまに、大きな荷物を運ぶ時とか、たか丸君を乗車させる時だけエンジンをかけるのだが、しばらく使わないうちに、バッテリーが上がってしまっていたことも、数回あった。
 そんな中で、車検を迎えた。ディーラーの方とも相談した。おそらく車検を通るのに、10万円単位で費用がかかりそうだ。
 それに、毎年の税金と、駐車場借上げ料金。黙っていても、年間10万円は懐から出て行ってしまう。僕としても、そろそろ(手遅れかもしれないが)老後の生活設計をしなければならない。そんなことまで計算して、廃車にすることを決意した次第だ。
 僕の知人にも、どう考えても車を持っていた方がお金がかかると言って、2年前に車を手放した人もいる。タクシーを使っても、その方が安くつくというのだ。
 かと思えば、車を処分して、免許を返上してしまったことを悔やんでいる人もいる。どっちが正しいのかはわからない。もっとも僕の場合、軽自動車は残したのだから、まだそこまで思い悩む必要はない。
 廃車にしたので、年間10万円くらい浮くという話を友人に喋ったら、早速、飲みに行こうと誘われた。うーん、魅力的な誘惑である。いかん、いかん。そんなことでは、老後の生活設計なんて心許ない。(4386)

 追伸
 印鑑証明が必要だというので、今日、市役所へ行ってきた。新庁舎に移ってから、市民課の窓口に座るのは始めてだった。親切に対応していただいたし、手続きもスピーディーになった気がする。市役所の窓口改革は着実に進んでいるように感じた。