今日は文化の日。ここのところ、毎年この日の過ごし方は決まっている。「弘前市文化振興功労章」の表彰式式に出席するのだ。今年が第12回目ということだが、間違いなく僕は、10回は出席していると思う。
 IMG_7422今年の受章者は、長く高照神社の宝物の保存維持に尽力されてきた小嶋義憲先生、川柳作家でもあり津軽弁研究者でもある渋谷伯龍先生、ねぷた絵の普及PRに務める絵師の三浦呑龍先生の御三方だ。どなたともいささかご縁がある。
 小嶋先生には、宝物殿(現弘前藩歴史館)の早期建設について、何度も発破をかけられた。三浦先生とは、一昨年、ひろさき卍学に盛り込む内容を考える私的懇談会でご一緒させていただいた。
 中でも特にご縁が深いのが、渋谷伯龍先生だ。いや、”先生”なんて他人行儀な敬称は普段は使っていない。”渋谷さん””シブさん””伯龍さん”などと”さん”付けで呼ばせていただいている。
 何せ、僕が青年会議所に入りたての頃からの面識だ。その当時は、川柳作家だとか津軽弁の大家ではなかった。ボーイスカウトの総リーダーとして、青年会議所が行うキャンプ等で、ご指導をいただいていた。
 その後、御著書の販売であったり、煉瓦倉庫再生の運動であったり、路上考現学であったり、津軽弁ポスターの頒布であったり、あれやこれやでお付き合いを続けていただいている。現在は、弘前読書人倶楽部の会員にもなっていただいており、ブックトークの講師をお願いしたこともある。
 その渋谷さんが、なんと、秋の叙勲を受けられることになった。瑞宝双光章とかいう。会場で「おめでとうございます」と声をかけたら、「何やら書類が一杯送りつけられてきて大変だ」とこぼしながらも笑みを受かべていた。
 この秋は、他にも、身の回りでおめでたい受賞が続いている。
 まず、9月23日のブログでも紹介したが、恩師のS先生が、文化庁の地域文化功労章を受賞された。10月には、いつもお世話になっているKu先輩が国土交通大臣表彰。そして昨日の新聞には、青年会議所の後輩Ta君が藍綬褒章というニュースが載っていた。
 凄い! 皆さん、たいしたものだ。
 ここで我が身を顧みる。啄木の「友がみな われよりえらく 見ゆる日よ 花を買ひ来て 妻としたしむという一首が、思わず口をつく。いや、僕の場合、「友がみな われよりえらく 見ゆる日よ 酒を買ひ来て 一人嗜む」だ。
 でも、そうやって一人で飲んでいれば、開き直りの一つも浮かんでくる。「いいんだ、いいんだ。僕だって褒章くらい、ずーっと前から持ってらい!」
 ・・・って、”若年性痴呆症”という”ほうしょう”だけど。