最近は、政治家の不祥事と言えば、セクハラ疑惑に、その王座を明け渡した感もあるが、いまだに政務活動費の不正受給に関するニュースも後を絶たない。今井絵理子と不倫したという神戸の元市議や、埼玉県の元県議、今日と府議、富山市議等々、次々と報道されている。
 何年か前に、あの元N兵庫県”号泣”議員や、富山市の大量不正で、あれほど大々的に批判されたのに、全く懲りない面々だ。
  と、ここまで書いて、ある小説を思い出した。安倍譲二のデビュー作である。1986年というから、もう30年以上も前のベストセラーだ。
 そこへいくと、弘前市議会の政務活動費規定は、かなり厳格に作られている。僕も作成には係わったのだが、”按分”などという曖昧な考え方は、一切、認めなかった。賃借料でも、交通費でも、通信費でも、その使途を、あくまで政務活動として客観的に認められる項目だけに限定した。勿論、領収書は1円単位から添付することになっている。
 と言いながら、僕は、政務活動費を使ったことがない。一銭も貰っていない。
 過去11年間、政務調査費も政務活動費も使わなくても、定例議会終了後毎の議会報告会は欠かしたことはないし、自費で研修や視察・調査にも出かけてきた。無いから政務活動が出来ないってことはない。
 と、勝手な自負や正義感よりも、実は、面倒ぐさがり屋というだけだ。一つ一つ、これは政務なんだろうか私用なんだろうか、これは適正なんだろうか不適正なんだろうか・・・と考え始めれば切りが無いような気がして、敬遠している。つまりは、深く考えるのが苦手なのだ。 
 だから、政務活動費を申請していない。お陰で、不正受給という件に関して、どんな事件が世間を騒がせても、少しも恐れることはない。
 ただ、今朝、京都だったかの市議会で、政務活動費の報告書が提出期間を過ぎていた、というネットのニュースを見た。これには気をつけなければならない。
 政務活動費ではないが、先月の函館視察の報告書をまだ出していない。今日、庁舎内を歩いていたら、議会事務局員から「報告書、いつ頃になりますか?」と、優しく声をかけられた。「早く出して下さい!」と強く言われるより、女性に微笑みかけられると弱い。今週中、いや遅くとも来週初めには出そうと思う。(3592)