どうにも冗談のようだが、僕のことを、「読書好きで、勉強家で、真面目で、勤勉だ」と思っている人もいるらしい。勿論、このブログの読者は、それが誤解や買いかぶりであることは、重々承知のことだろう。
 実際に、”勉強家”、”真面目”、”勤勉”などという言葉とは、まるっきり対極にいる。(いいのだろうか? 半年後に選挙を控えて、こんなにあからさまに書いて・・・) 
 ただ一つ当たっているとすれば、”読書好き”という点だけである。それとても、純文学とか哲学書を読むわけでもなく、手当たり次第、自分の興味の赴くままに、マイペースで本を手にしているだけの話だ。
 でも、そんな誤解とか買いかぶりのためか、本を薦められることがままある。そんな中の一冊がこれだ。
 東京大学を卒業して官僚になった筆者が、その退路を断って、小さな市町村の一職員となって、地域の再生に奮闘をした様子を描いたものだ。いささか”自分褒め”の感がなくもなかったが、実際に地方自治に携わる身としては、大いに参考になった。
 特に、廃止寸前だった常滑市立病院を再建し、新病院建設までこぎつける件は、昨年の今頃からの、我が市の中核病院論争ともオーバーラップして、面白く読ませていただいた。そこしか無い常滑市立病院と、国立大学医学部附属病院や国立病院もある弘前市とでは、ケースがだいぶ異なるが、合意形成の過程や、組織内のモチベーションアップの手法などは、病院問題に限らず、当てはめることができるのではないかと感じだ。
 できれば、この本は、市長にも読んでもらいたい。いつか機会があったら薦めてみよう。でも、多忙すぎて、じっくり本を読む時間など、僕なんかよりも取りにくいんだろう。
 といった感想を、本を薦めてくれた人の家を訪ねて、熱く語った。そうしたら、また別の本を貸してくれた。
 やっぱり、どうにも、買いかぶられているようだ。僕は、ミステリーだとか、ライトエッセイだとか、もっとお気楽な本が向いているのに。(6215)