今日は、月に一度の血糖定期検診の日。いつものことながら、死刑台へのエレベーターに乗り込むような心境で、大学病院に行った。
 「お変わりありませんか?」 
 これが、毎月毎月の、診察室のドアを開けてすぐの、糖尿病主治医の挨拶である。
 しかし、考えてみれば、人生は、いつだって変わり続けている。「もとの水にあらず」だ。 かといって、医者に尋ねられるたび、しょっちゅう変わりがあるのも、これまた変だ。
 「ええ、特に変わりはありません」と、取り敢えず答えておいた。
 実際に、検査の結果は変わりはなかった。先月のブログで。2ヶ月間の血糖値の平均を表わすHgA1cが、6.7まで下がったとお伝えした。かつて、10点台だった僕とすれば、これは奇跡に近い(先月もこの表現を使った)改善だ。おそらく”まぐれ”だろうと思っていた。
 それが、今月も同じ数値だった。低目安定だ。万歳!! その上、今朝の朝食前血糖値は8.8.食後1時間半後の血糖値も8.1。
 「先生、これはもう、完治したと思ってもいいんではないですか?」と、思わず聞いた。
 「うん、まぁ、悪くはないよね」と、医者からは、ごく冷静な答えが返ってきた。もう少し、患者と喜びを分かち合ってくれてもいいのに。
 更に今日は、4本も採血されて、血糖値以外の数値も調べてもらった。▲印は、血糖・尿糖に関する3項目だけ。あとは、肝臓も腎臓も、コレステロールも中性脂肪も、その他諸々の値が、全て正常値の範囲内であった。おーっ、僕は意外と健康優良者なのだ。エッヘン。
 そこで、一つ、確信したことがある。酒量と血糖値の関係だ。
 結論から言えば、酒を飲んだからと言って、血糖値があがるわけではない。むしろ、飲んだ次の日の方が低くなる傾向がある。
 この1ヶ月間は、けっこう毎晩のように外飲みをしていた。昨夜だって、2軒はしごをして、それなりに飲んだ。それでこの数値だ。
 そういえば以前、主治医から、「お酒だけ飲んでいれば、血糖値は下がりますよ」と言われたような気がする。「その代わり、栄養失調になりますけどね」というオチがついていた。
 いや、全く何も食べずに飲むということではない。要は、何を肴に飲むかということだ。刺身や野菜などを中心につまんでいれば、そうそう血糖値は上がらないのではないか。
 それと、もう一つ。〆のラーメンやお茶漬けを止める。これがポイントだ。僕の10年以上に及ぶ糖尿生活の経験では、お酒の後の炭水化物が、血糖値悪化の最たる原因のようにも感じている。
 といった、自らの人体実験を踏まえて、いずれ、全国の呑兵衛糖尿病患者の福音となるような本でもだそうかと思う。題して「糖尿病に勝った」。
 あっ、これは、郷土出身の元横綱 隆の里が、既に出版している。
 だけど、その隆の里(元鳴戸親方)も、59歳の若さで亡くなった。やっぱり僕も、勝利宣言を出すのは、まだまだ時期尚早のようだ。(10563)