昨日、知人から電話が入った。「見てもらいたいものがある」と言う。
 以前、その知人が住む市営住宅の件で相談を受けたことがあるので、今回も住宅の件かと思ったら、道路とのことだ。しかも、僕の家のすぐ近くの道路だ。
 そこで今朝、待ち合わせて、その現場を見せてもらった。
 側溝なるほど、ひどい。舗道と民地の間を走る側溝が崩れかけて、4~5㎝ほどの段差が生じている。その段差のため、車が出入りする度に、ガタンガタンとタイヤが落ちる音が大きく響く。
 側溝を覆う鉄板との間にも隙間が出来ている。危ない。現に躓く人もいるそうだ。
 周囲を見ると、そこだけではない。その通りの側溝の殆どが、コンクリートではなく鉄板で覆われていて、ところどころに段差や隙間が生じている。中には、鉄板が錆びて朽ちかけている場所もあった。
 午後一番で、道路維持課を訪ねた。市道の側溝の蓋は、市の管轄であることを確認した上で、スマホで撮した写真を見せて、状況を説明した。まずは、現場を調査してくれるということになった。ただし、側溝そのものに手をかけるとなると、予算のこともあって、即というわけにもいかないという説明も受けた。とにかく、今の危険な状態を、一日でも早く解消してもらいたいと要望した。
 そこまではいい。ショックだったのは、その現場は、僕が毎日のように通行している歩道だったのだ。朝、市役所や病院に行くときも、夜、鍛治町で酔っ払って千鳥足で帰る時も・・・。
 正直言って、このような状況のことは、今日の今日まで気にしてはいなかった。如何に無頓着に歩いていたのかを思い知らされた。
 坂本九は「上をむいて歩こう」と歌った。人生を道に喩えて「まっすぐ前を向いて歩こう」などともよく言われる。
 でも、やっぱり、足下を見ることが大切だ。「看脚下」という言葉を思い出した。
 もう一つ思い出した。夜中にその付近で転倒したことがある。その時は、てっきり”酔い”のせいだとばかり考えた。飲み過ぎを後悔した。
 でも、ひょっとしたら、原因はこの段差にあったのかもしれない。僕がそんなに酒に弱いはずがない・・・? まぁ、どっちにせよ、それすら判断できないくらい酔っていたということに違いはない。(5277)