青森県と、青森県社会福祉協議会主催の、「民生委員活動啓発セミナー」に参加してきた。確か、町会長宛に案内をいただいたものだと思う。
 民生内容は、県と市による現状の説明、実際に携わっている人の活動報告、そして参加者によるグループディスカッションと、大きく3つに分かれていた。当初の予定では、その間にDVD上映があるはずだったが、準備不足で、それは閉会後の自主参加となった。
 県で説明した資料に拠ると、弘前市の場合、定員358人に対して、欠員は13人。充足率は96.4%なのだそうだ。この数字は、他の数値、僕が関与したもので言えば、消防団の充足率と比較しても、決して低いものではない。だけど、実態を聞けば、わけのわからないうちに委嘱されたとか、他にやる人がいないから仕方なく引き受けたという人も、少なからずいるようだ。県全体としても、弘前市としても、成り手不足というのが、一番の課題のようだ。
 グループディスカッションでも、短い時間だったが、そのような発言が多かった。その理由として、支給される活動費が少なすぎるのではないか、年齢制限が時代に合わないのではないかという意見も出された。町会長というよりも、議員としては、そういった生の声を聞くことができて、とても勉強になった。
 今日の趣旨は、民生委員の活動内容を、広く知ってもらいたいというものと、資料には書かれてあった。知ってもらうことで、成り手不足という問題を解消したいということだったらしい。その試みは正解だと思う。
 ただ、その割りには、参加者は、既に民生委員であったり、社会福祉協議会関係者であったり、僕のような町会役員であったり、今さら、民生委員制の重要性や仕事の内容を説明するまでもない人が大半だったように見えた。どういう範囲に告知をしたのかは不明だが、 例えば、少人数でも、町会毎とか地区ごとに開催して、今まで関心を持っていなかった住民にも、積極的に参加を呼びかけることも必要ではないか。
 また、実践活動事例として壇上で報告した人が、二人とも相馬地区、裾野地区と、農村部に偏ったことも気になった。その後のグループディスカッションで、僕と同じテーブルに付いた人の中には、市の中心部で民生委員をやっている人がいて、町会そのものが無かったり、マンションが多かったり、住民情報がなかなか得られないといった、現実的な苦労もお話しをされていた。やはり、地区地区で、民生委員活動の違いはあるのだと思う。その辺りの考慮も必要ではなかったか・・・なんてことを、アンケートに書いて提出した。
 民生委員というのは、住民にとって、最も身近にいる地域福祉の担い手である。非常に重要な仕事だと思う。
 今日のセミナーでは、その要件が示された。①自分の住む地域のことををよく知っている。②地域貢献や社会福祉について理解があり熱意を持っている。③ある程度時間に余裕がある。④守秘義務を守ることが出来る・・・といったことなのだそうだ。
 僕の場合、①と②はともかく、あとは自信がない。特に③ともなれば、とても出来そうにない。(9239)