今日は消防団の新年纏振りに参加した。これも、僕の正月の年中行事の一つだ。
      この時期、市内の随所で、纏を振って道路を歩いている消防団員の姿を見ることができる。だけど、団によって、そのやり方はまちまちだ。
     南第4分団では、受け持ち地区の一軒一軒を訪問する。ところが、昨日僕の町会に来てくれた団では、一カ所で、町会全戸数の分をまとめて行う。それぞれの団にそれぞれの伝統や考え方がある。
     僕は、言うまでもなく、あんな重い纏を振ることは出来ない。持って歩くことすら覚束ない。じゃあ、僕は何をやっているのかと言えば、その先頭に立って、玄関のチャイムを押して歩く係だ。
     年明けもまだ2日だ。各所で初売りを行なっている。そのせいか、五軒に一軒くらいは留守だ。中には、鍵もかかっておらず、奥からはテレビの音も聞こえてくるのに、チャイムを押しても、だれも出てこない家もある。そういうご家庭には、年賀状を置いてくる。
      また、五軒に一軒くらいは、纏を振らせていただきますと言っても、要らない、と言う家もある。一年の安全を祈願する縁起物の行事だ。"要る""要らない"の問題ではないような気もするのだが、それもまた、個人の考え方次第だ。別に押し付けるつもりはさらさら無い。
      「お前は、退団したはずじゃなかったっけ」と不思議に思う方もいるかもしれない。そうなのである。僕は、一昨年の6月に、晴れて定年で退団した。貸与されていた活動服も帽子も、全て返却した。
     そんな僕が、なぜまだ出しゃばっているのか。要は、人数が足りないのである。今日は9人参加したので、2班に分かれて回ることができた。それとても、僕のようなOBや、隣の団の協力を得ての話だ。
     団員の条例定数は満たしている。ただ、団員それそれが、仕事を持っている。自営業者や小売業勤務だと、元日から勤務という場合もある。
    また、遠方から屯所の付近に通勤してきている団員もいる。正月くらいは、家族とゆっくりしたいというのも人情だ。 
     おそらく、各団とも、似たような状況があるのではないか。
     僕は、そのような声を確認した上で、昨年9月の議会で、消防団の力を維持するために、統合の推進と、定年の延長について市の考え方を質した。それなのに、市役所の消防団を管轄する部署では、充足率が90%を超えているだとか、平均年齢が40歳代前半だとか言って、あまり前向きな姿勢を示してくれなかった。
      でも、まぁ、諦めない。また機会をみつけて提案したい。何せ、僕の俳号は"未諦"なのだ。
      今日は、消防だけで13000歩も歩いた。確かに疲れることは疲れる。でも、仲間と、あれこれ喋りながら歩くのは楽しい。
      調子に乗って、明後日の夜の、隣の分団の手伝いも引き受けた。弘前随一の歓楽街、鍛冶町の挨拶回りだ。これはこれで、 別の楽しみもある。(9163)