年が明けて、1週間が過ぎた。相変わらず、あっと言うまである。
 この時期は、何をするにも、”初”という文字がつく。「初詣で」「初売り」「初稽古」「初釜」・・・。「仕事初め」「出初め式」「書き初め」「ひ〇初め」・・・。
 一体、いつまで”初”の字を使えるんだろう。3月や4月になって、初めて行なうことだってあるだろうに。
 そんなことはともかく、今日僕は、二つの”初”を経験した。”病院初め”と”図書館初め”である。 
 ”病院初め”は、なんてことはないはずだった。糖尿の定期検診を、前回行った時に、1月10日と予約していた。
 ところが、昨日急に、心憎からず思っている異性から電話がかかってきて、その日、ランチを約束してしまった。はっきり言って、受診予定日のことは、すっかり忘れていた。
 そこで、今日、予約の変更のために病院に行った。僕のように、今年”初”という患者が多かったのか、随分と混み合っていた。立体駐車場も、平面&地下駐車場も、入り口には長蛇の列が出来ていた。中も、当然、ごった返していた。
 僕とすれば、簡単に、予約日を来週に変更してもらい、それまでに足りなくなる薬を出して貰えば済むつもりだった。しかし、病院というところは、そう簡単には、ことが進まないみたいだ。たった一種類、それも1週間分の薬を処方して貰うのに、医師の診察を受けなければならないという。そこで待たされた。
 受診時間はわずか5分未満。その後の会計までが、また数十分。結局、病院内に、2時間近く滞在した。おかげで、今日の午後の予定が、全て狂ってしまった。まぁ、女性とのランチのために、勝手に受診日を変更しようとした僕が一番悪い。
 病院を出て、今年初めてとなる図書館に行った。年末に借りた本の返却の件で、言い訳に行ったのだ。本当は、昨日までだった。これも僕が悪い。
 寝室の枕元には、読みかけの本や、未読の本が、円を書くように散らばっている。行く前までは、それらを読み切るまでは、もう借りまいと思っていた。
 しかし、フロアー一杯に並べられた本の背表紙を見ると、どの本も、「読んでぇ」「借りてちょうがだい」と訴えているように思われる。最初のそんな決意はいつの間にか忘れてしまい、また一冊、借りてきてしまった。
 返しては、その日のうちに、また借りる。20年前までの、書店経営時代の手形借入れを思い出してしまった。(8976)