旧友たちと、今年2度目の新年会を行なってきた。高校で知り合ってから50年近く、一度も絶えることなく付き合ってきた。色々な事情で1~3年間くらいのズレはあるが、全員が、東京の私立大学に進学し、全員が大学卒業後、弘前に帰ってきた。在京時代も、こちらに戻ってからも、何かと理由をみつけては、集まって飲み続けた。
 あと数人、東京や他地域で就職した友もいるが、彼らも帰省してくれば、必ず飲む。正月であろうと、お盆であろうと、いつであろうと、それが月に何回になろうが、必ず飲む。そんな仲間達だ。
 長続きの秘訣は、お互いにプライバシーにあまり踏み入らないことではないかと思う。以前、南高校卒の友人から、「弘前高校出身者は、気取っているのか、自分のことを赤裸々に告白することをしない」と言われたことがある。
 別に気取っているわけでもないし、そんな校風があるわけでもないが、確かに、僕らの会話に深刻さは微塵もない。それぞれに、家族との死別、大病の体験、不倫の悩み、僕の場合は倒産という負の経験があっても、決して座が白けたり暗くなったりはしなかった。何歳になっても、他愛の無い話で盛り上がる。
 生産性は0に近い。集まって、皆で事業を始めようだなんてことは一度もない。一緒に旅行に行こうという話は何度も出たが、実現したのは1~2度しかない。創造力も実行力も希薄だが、でも、相手を気遣う優しさはある。会話の中にある優しさ、互いが困ったときにさりげなく示される優しさだ。それが長続きの最大の理由だと思う。
 まめこ場所は、昨年秋から固定されている。マ〇コという居酒屋だ。個室になっているので、周りに気兼ねすること無く大いに騒げる。
 それよりも何よりも、とにかく安い。最近は「2時間飲み放題付きコース 3500円~、4000円~」で料理はお任せという居酒屋が多いが、この店は、2時間飲み放題で、好きなつまみを相当数注文しても、一人3000円弱で済む。今日は一人2600円だった。それでいて、料理はボリュームがあってお腹いっぱいだ。
 何歳になっても価格や食べ物飲み物の量には異様にこだわっている。支払いの時だって、1円単位まで、きっちり割り勘にする。それが2番目の長続きの理由なのかもしれない。
 あーあ、今日も飲んだぁ。食べたぁ。楽しかったぁ。(5322)