日曜日の午後は、弘前読書人倶楽部の当番である。この倶楽部を開設したのが、前々回の選挙が終わった後だったから、振り返ってみれば、もう8年近く、ほぼ毎週日曜日には、シャッターを開け続けていることになる。
 さて、その読書人倶楽部からのお知らせである。今年最初のブックトークを開催する。
 今回の講師は、文筆家の秋元弦さんだ。実は、1月にも講師をお願いしたのだが、日程の調整ができなかった。それで1月はブックトークを休んでしまった。ごめんなさい。
 秋元さんは、読書人倶楽部開設時以来の会員である。まだ準備中で、本の入った段ボールや、作業用のテーブルが散乱していた頃に、一度訪ねてきてくれた。何故か、仮面ライダーにおけるショッカーの役割について、熱く語りあった。変な人だと思った。
 事実、その後、自ら「変の会」というグループをつくって、読書人倶楽部で、月に一回、小説の合評会を行っていた時期もある。僕も、自分では書かないが、何回か混ぜていただいて、秋元さん達の書いた作品を読ませていただいた。
 その秋元さんが、この度、「斜里の陣屋で」という小説を上梓された。幕府の命令で、北方警備のため北海道に渡った津軽藩士の悲劇を描いたものだ。
著者 : 秋元弦
NextPublishing Authors Press
発売日 : 2018-12-24

 オホーツク海に面した真冬の陣屋で、寒さと栄養失調に斃れていった藩士たち。藩命もあって、この史実は、長い間、歴史の闇に葬り去られてきた。
 しかし、1950年代以降、相次いで資料が発見された。その後、1973年に、斜里町にその慰霊碑が建てられ、斜里の人々が、毎年慰霊の式典を執り行っていて下さっている。そのことから、弘前青年会議所と斜里青年会議所の間に交流が始まり、それが今では、弘前市と斜里町の深い絆につながっていることは、またいつか稿を改めて書く機会があるかもしれない。
 ともあれ、今度のブックトークは、その作品のこと、執筆中のエピソードなどを、秋元さんにたっぷりと語っていただこうと思っている。
 2月10日(日曜日)、午後4時から。場所は弘前読書人倶楽部。終了後の懇親会費は、会員が2000円、会員以外の方は3000円である。このブログの読者の皆様も、是非、ご参加下さいませ。(5992)