市議会の中には、いくつかの内容の違うプログラムがある。
 会期日程等を決める初日本会議。提出された議案の採決を行なう最終日本会議。総務・厚生・建設・経済文教という4つの常任委員会。予算決算常任委員会。特定の議案について集中して審査を行なう特別委員会等・・・。中でも、本会議として行なわれる一般質問には、特別の思いを抱いている議員も少なくない。
 何せ、市制全般に渡って、自分がテーマとしている課題や、日常の活動の中で聞いた、有権者の疑問や要望を、壇上で、真っ向から市長始め理事者にぶつけることができるのだ。弘前市の場合、持ち時間は、一人1時間。その間は、基本的には、質問する議員と答弁する理事者側で、時間と空間を独占できる。その意味で、議員にとっての晴れ舞台といってもいい。
 今日は、今議会の一般質問の最終日だった。4月に行なわれる改選を前に、引退を表明した二人の議員が登壇した。
 一人目は、S民党のKa議員。Ka議員は、弘前ではわずか2人しかいない女性議員の一人だ。今日は、10項目について質問した。これまでの4期16年の思いが詰まっていたのだろうと思う。
 中で驚いたのが、ゴミの削減問題については、これまで64回も採り上げてきたと、自らはっきりと述べたことだ。定例議会は年に4回開催される。16年で64回ということは、つまり、当選以来、毎議会でこの問題について質問してきたということだ。まさに、”ライフワーク”と言い切れるだけの取り組み様だと感心した。
 もう一人は、僕と同じ会派を組むKu議員。合併前の相馬村議会議員時代から数えて、通算6期も議員を務めてこられた。
 今日の最初の質問は、人口減少時代における市長の市政運営の方針といった内容だった。Ku議員らしい大所高所に立った論点だった。
 最後は、ご自身の出身地である相馬村の市道整備についてあった。合併からもう13年が経過している。それでもなお、議員生活の原点は旧相馬村にあるという、強い感慨を感じとることができた。
 二人とも、登壇の時は、いつもにも増して、大勢の議員から盛大な拍手が送られた。議員というのは、普段は会派に分かれ、時として激しく議論を展開する関係だが、一方では、わずか28人という小さな共同体の仲間であるということを、つくづくと感じた。
 改めて、最後の一般質問を終えた二人の議員には、「お疲れ様でした。お世話になりました」と心から声をかけたいと思う。あとは、昨日の質問が、僕にとっての最後の登壇にならないよう、頑張るしかない。(8088)