弘前大学は、地域の宝である。弘前の誇りである。
 予算規模から言っても、弘前市では、市役所に並ぶ大企業だし、大学はもとより、教職員・学生の消費活動による経済波及効果は莫大なものがある。 市内の短時間労働者(アルバイト)の最大の供給限でもある。何よりも、”学都弘前”の源だし、県内唯一の国立大学として、弘前市の象徴的な存在であることは言うまでもない。
 もし仮に、弘前大学がなかったとしたら、あるいは、この先無くなるとしたら、弘前市に与えるダメージは果てしなく大きい。以前、議会でも質問したことがあるが、市政も、その影響力や価値を、充分に活かすような施策を講じなければならないと思う。
 その弘前大学が、新制大学となってから、70周年という節目の年を迎えた。6月1日には、記念碑の除幕式、記念式典並びに記念講演会が開催される。今日は、その件で、本部の総務広報課という部署を訪ねた。
 冒頭、「地域の宝だ」なんて書いたが、実のところ、あまり音じれる機会は少ない。医学部附属病院には、糖尿の検査で毎月行っているが、文京町にある大学本部の建物には、何年かぶりで入った。随分とセキュリティーが厳しくなっているのに驚いた。
 他にも用事があって、知人を訪ねて、職員労組の事務局という場所にも初めて言った。こうしてみると、大学内は、未知の部分が多い。市政に対して何かを要望する以前に、僕自身が、もっと頻繁に訪れて、教職員や関係者と情報を交換することを心掛けるのが先かなと実感した。
 さて、その70周年記念講演会。講師はノーベル生理学・医学賞を受賞した本所佑先生である。
 僕のような髪の毛の先から脳髄まで100%文系の頭で理解できるとは思わないが、根がミーハーなので、マスコミを騒がせた有名人の講話となると、是非聞いてみたいと思う。難しすぎて途中で居眠りをするかもしれないが・・・。
 行きつけの居酒屋でアルバイトをしている女子大生達が、「うちの大学はキャンパスが狭くてねぇ」なんて話をしていた。でも、今日、中を歩いてみたら、決してそんなことはない。そりゃあ、北大や岩手大学と比べたら狭いに違いないが、僕の母校からみたら数倍の広さだ。
 それよりも、弘前市の場合、自転車で回れる範囲内に、大学も、城趾公園も、駅も、中心商店街も、飲食店街も、市民会館も、博物館も、図書館も、運動公園も、全て収まっている。街全体がキャンパスだと思って、弘前での青春を謳歌してほしいものだと、おじさんは願っている。(14595)

 追伸
 今日もタイトルの由来を書く。「青春の彩り」は、鈴木健二が、自身の旧制弘前高校(今の弘前大学)時代をもとに描いた青春小説である。是非、ご一読を。