第69回”社会を明るくする運動”メッセージ伝達式及び決起大会(なんて長い名称なんだ!?)が行われた。弘前市議会からは、議長以下10名の議員が参加した。僕も久しぶりに、末席を汚させていただいた。
 この大会は、犯罪や非行を防止し、また犯罪に手を染めてしまった人が再び罪を犯さないよう、彼らを受け入れて支える社会を創ろうという趣旨で、毎年行われている。まぁ、早い話が、更生保護制度に対する、市民の協力と理解を求めようよいうことなのだろう。
 実は、僕の敬愛する先輩が、長い間、保護司を務めている。たまに、その仕事の中身や、エピソードを聞かせてもらうことがある。なかなか大変そうな仕事だ。
 その先輩が、この春、某大学で、「犯罪の無い社会の実現に向けて」というテーマで講義を受け持った。90分というから、本格的な授業だ。
 僕は、その時の原稿作成を少しだけ手伝わせていただいた。先輩から、青森県における犯罪類型別の件数や検挙率等のデータや、保護司の活動に関する資料を見せていただき、講義の組み立てを一緒に考えた。
 あいにく、選挙直前だったので、その講義を僕は聴くことができなかった。犯罪の話に対する学生の反応が見たかった。
 ”犯罪”という文字を打ちこんでいるうちに、学生時代を思い出だした。僕は、こう見えても(どう見えてるかはわからないが)法学部卒なのである。だからといって、法律相談などは、間違っても持ち込まないでいただきたい。
 ほとんど勉強をした記憶はないが、中では刑法が好きだった。犯罪学も受講した。今でも僕の本棚には「犯罪学25講」という教科書が、埃を被って鎮座している。
 法医学も齧った。週に1回、信濃町にある医学部の教室に通った。鉈で割られた頭蓋骨や、刃物で刺された腹部の写真などを、興奮しながら見たものだ(まるで変態だ)。しかし、そういった経験は、社会に出てからというもの、一度たりとはいえ、役に立ったことはない。
 話が飛んだ。”社会を明るくする運動”のことだった。
 保護司の重要性やご苦労はよく理解できるものの、昨今のテレビやネットで報道される凶悪犯罪のニュースを見ると、”更生”って、本当に可能なんだろうかと、つい首を傾げたくなる時もある。数字の上では確かに、刑法犯罪認知件数は激減しているが、なんとなく社会が荒んできているように感じるのは僕だけであろうか。(7516)