最初に断っておきたい。
 僕はJ民党員もなければ、R民党員でもない。勿論K産党でもないしN国党でもない。政治的には無色透明だ。
 S学会員でもなければ、K正会員でもない。 R佼成会でもR友会でもない。毎年お寺様に墓参りには行くが、いたって信心の薄い方だ。
 虎党でもなければ、カープ男子でもない。アンチジャイアンツというだけだ。
 サユリストでもなければコマキストでもない。どっちも好きだ。
 要するに、あまり一つの組織の価値観に全て囚われてしまうのを良しとしない。どんな人にも組織にも、いい面もあれば悪い面もある。だから、何に対しても、いい物にはいい、悪いものには悪いと、言えるような人間でありたいと思っている。自分の価値観を大切にしたいし、そのためにも”考える力”を養わなければならないと考えている・・・
 弘前読書人倶楽部、弘前ペンクラブ、弘前芸術観賞会。この3つが、僕の現在の、非政治活動の基盤である。このうち今日は、ペンクラブと読書人倶楽部の用件で、岩木地区にある教育委員会を訪ねた。
 玄関前で、K明党のT議員に会った。お互いに何度も足を運んでいるんだろうけど、ばったりと出くわすのは珍しい。「今日はどんなご用で?」と尋ねた。
 書籍展そうしたら、手渡されたのが、右のチラシである。僕は思わず見入ってしまった。チラシの中に吸い込まれそうになった。二つ返事で、「行く行く、必ず行く」と約束した。もっとチラシがあれば、宣伝にも協力すると申し出た。だって、貴重な書籍の展示会なんだもの。これは二度と無い機会だと思った。
 帰ってからこのチラシを、ある人に見せた。「いいねぇ。だけど・・・」とその人は口ごもった。主催がS学会なので、あまり協力できないのだという。
 そんなものなのだろうか? いや、世の中そんなものらしい。僕は、誰が主催であろうと、素晴らしい企画には協力を惜しまない。ただ、人によっては、あるいは組織によっては、そうすることで色眼鏡で見られたり、抗議を受けたりするケースもあるのだろう。
 議会においても、同様のケースがかつてあった。Tほとんど同じ内容の請願でも、K産党系の団体から出たものは不採択で、保守系団体からのものは採択しようといった事例だ。僕が、いつもの調子で、K産党系団体からの請願に賛成したら、「お前は赤か?」と友人から白い目で見られた。
 繰り返すが、僕は、何系とか何党とかとは、とんと無縁な人間なのである。
 武市半平太が、坂本龍馬を評して、「土佐の国にはあだたぬ奴」と言ったそうだ。「あだたぬ」とは、土佐弁で、「収めきれない」と言った意味だと、何かに書いてあった。
 僕も、政党人や組織人から見れば、龍馬と似たようなものかもしれ・・・いやいや、そんなことはない。僕は単に、主義も信念もなく、思いつきでプラプラしているだけだ。(10592)