令和元年第2回弘前市議会定例会、本会議一般質問が始まった。初日の今日は、5人の議員が登壇した。それぞれに個性に溢れていて、聞いていて面白かった。
 が、困ったことが起きた。
 僕の出番は、明日の朝一番、午前10時からである。今回は予め、5つの項目について質問通告をしていた。その中の2項目について、今日登壇した2人の議員が質問をしてしまった。事前の打ち合わせで想定していた内容を、懇切丁寧に答弁していた。
 これだと、同じ質問をしても、同じ答えが返ってくるだけだ。これまでの例だと、全く同じ原稿が読み上げられる。それだと面白くない。時間が勿体ない。
 そこで、通告していた質問の内容を変えようと思った。全部ではない。少なくとも導入部分だけでも変えたいと思った。
 若い頃の僕なら、それを、当日、壇に上がってから、平然と行なっていただろう。でも、さすがに僕も大人になった。本会議の合間を縫って、該当する課に軌道修正の宣言をしに回った。「最初の通告とちょっと内容が変りますから。今日と同じ答弁だったら省略して下さいね」と。
 所謂、プロレス用語でいうところの”セメントマッチ”だ。筋書きを破棄する。「前田VSアンドレザジャイアント」、「小川VS橋本」の再現だ。(プロレスファン以外の皆様、わかりにくい喩えでごめんなさい)
 セメントマッチと言ったって、通告している範囲を逸脱するわけではない。だから掟破りというのでもない。臨機応変に対応してくれれば、そこは僕もプロレスファンだ。決して、凄惨な試合(議論)にするつもりはなかった。
 でも、駄目だった。相手は受けてくれなかった。せっかく用意した原稿を読まないわけにはいかないらしい。もっとも、市長なり部長なり、責任の重い方々の答弁なので、一語一語に慎重さが求められるということなのだろう。
 仕方がない。今日と同じ答弁を、質問席で聞くことになるかもしれない。
 まぁいい。相手の技を敢えて受けるのもプロレスのうちだ。相手の攻撃に耐えて、然る後に、それ以上の技を繰り出して勝つ。それがプロレスの極意だ。一発でKOされたりして・・・。
 よーし。明日に備えて、今日は休肝日だぁ! って当り前か。宣言するようなことでもないよね。(8505)