かつて、プロ野球では、ダブルヘッダーというものが、よくあった。同じ相手と、1日2試合をこなすのだ。あの、伝説の、10.19近鉄-ロッテ戦もそうだった。
     弘前市議会経済文教常任委員会の委員会、今年度の行政視察も、今日はダブルヘッダーだった。午前中は、新潟県糸魚川市、午後は長野県須坂市。首都圏でもあるまいし、県を跨いでの1日2視察は、けっこうハードな日程だった。
     糸魚川市は、ユネスコの世界遺産ジオパークに認定されている。中学生の時に習った(?)、フォッサマグナの日本海側の起点だ。
     市では、そのジオパークを核として、観光、教育、研究、防災、自然保護等を包含した、総合的な施策を展開している。今日は、その拠点施設にあたるフォッサマグナミュージアムに行って、事業なお概要について説明をいただいた。
     僕は、ジオパークが、学校教育にどのように取り込まれているかについて質問をした。糸魚川市では、0歳から18歳までの子供一貫教育を謳っている。小中学校はわかる。弘前氏における「卍学」のように、小一から中三までのカリキュラムを創り、社会科や理科、あるいは総合的な学習の時間を使って、教えているのだそうだ。
     ところが、16歳以上、つまり高校生ともなると、市教委も範疇外だ。そこも質問したら、ちゃんと県教委とも連携をして、教科や部活に組み入れているとのことだった。
     もっとも感心をしたのは、教員に対するジオパーク研修をおこなっていること。新任や、他管から移動してきた教員に、実際に現地を見せて、理解を深めてもらっているようだ。
    このように、太古から資源を活用して、市を挙げて、ジオパークのまちを推進している様子がよくわかった。
     一方、須坂市では、新しい産業の創出に取り組んでいる。須坂産の果実とクラフトビールを取り合わせた、「信州須坂フルーツエール」事業だ。
     ご承知の通り、長野県、須坂一帯も、りんごの産地である。りんご以外にも、葡萄、桃、カシスなどが栽培されている。全農産物に占める果実生産の割合は、弘前と同様、85%にも及ぶ。
     が、その割に、名前が知られていない。そこで、須坂ブランドを売り出そうといった目的もあって、それらの果実とビールを合体した、新商品の開発に取り組み始めたのだそうだ。
     現在、6種類作られている。説明を受けるテーブルの前には、それら6本の瓶が、ずらっと並んでいる。 
      ところが、皆、空き瓶だ。当たり前か。公務で視察中だもの。その目的や、運営方法、課題、事業予算等は理解できたものの、こればかりは、呑んでみないと評価できない。
      そこで、視察日程終了後、現地の小売店で買い込んで、夕食会の会場で飲み比べてみようとした。結果は・・・?
       甘い。フルーティーだ。口当たりがいい。オリジナリティーに溢れている。女性には好まれそうだ。でも、正直言って、僕クラスの呑んべいには物足りなかった。  (9169)