今日は、アップルマラソンの日だ。僕の知人も、何人も参加していた。そのせいか、朝から、市内は渋滞していた。
 僕はと言えば、300mも走れば息が上がってしまう有様だ。観ているだけで疲れてしまいそうなので、なるべく近寄らないよう、発着地点のすぐ傍の、読書人倶楽部の中でじっとしていた。 
 今日は、大勢の人が来館して下さった。まさか、マラソンの影響でもないとは思う。
 最初に来たのは、先日入会下さったNさんだ。Nさんは、変わった経歴をお持ちのかただ。いくつもの大学に在籍されていた。弘前大学にも東北大にもいた。早稲田にもいた。慶應義塾にもいた。最後は東大にも籍を置いていたとのことだ。取りあえず僕は、三田会の事務局にもそのことを連絡しておいた。入会していただけるものと思う。
 小学校と、高校の同期のT君も来た。新規入会してくれた。彼は、浜松で、光学技術の研究の職についていた。今日は、その発明した製品を持ってきてくれた。360度の光景を体験できるゴーグルも見せてもらった。怖いくらいリアルだ。とにかく凄い。その見たままのものを、僕の力では、文章で表すことができないが悔しい。残念だが、こと風景の描写では、文学は科学技術には敵わない。
 O印刷のK社長も来た。明日からまた、自己研さんの研修に、東京まで行くと言う。彼の、会社経営のビジョンを聞いた。20年近く前まで、自分も経営に携わっていた頃を思い出した。あのとき、彼が今日話していってくれたような真摯な考え方を、自分も持つべきだったんだろうかと、今さらながら後悔の念も蘇った。
 「走れ移動図書館車」の著者、K女史が来たのは、その直後だった。現在は東京在住だが、アップルマラソン出走のため、弘前の実家に帰ってきているのだそうだ。ハーフマラソンを完走したとのことだ。ビールを冷やしておくと約束しておいたのを忘れずに、さぞ疲れているだろうところ、読書人倶楽部まで足を運んでいただいた。
 弘前文学学校の事務局長ご夫妻もいらっしゃった。11月18日開催の、弘前文学学校20周年記念事業、「人生・フルーツ」上映会のチラシとポスターを持ってきた。僕も文学学校の臨時講師の一員だ。改めて、この映画の事は、ブログなりFBなりで告知したい。
 他にも、常連のKoさんやTさんやAちゃん・・・。持ち寄ったワインやつまみで、楽しく午後のひと時を過ごした。
 いつもの時間に、いつものように、いつものメンバーが集まる。それに時折、初めての、あるいは久しぶりのメンバーも顔を合わせる。とりとめのない、だけど会員同士ならではの話をする。それが、以前、西欧の翻訳小説で読んで憧れていた「倶楽部」というものの本質ではないかと思う。
 今日は、その意味で、とても充実した半日だった。昨日までの行政視察の疲れも、一気に吹き飛んでしまった。(5484)