劇団銅鑼による「いのちの花」の公演が、弘前市民会館で行われた。主催者の一員として、運営に携わった。弘前市民劇場の役員を降りて以来、演劇公演の手伝いは、本当に久しぶりのことだった。
 IMG_8284 (1)この劇は、三本木農業高校の生徒たちの実話をもとに、青森県演劇界の巨匠 畑澤聖悟氏が書き下ろしたものである。ゴミとして扱われている、愛護センターで殺処分された動物の骨を見てショックを受けた高校生が、その命を繋ごうと、その骨を使った土壌で花を咲かせる物語だ。殺人・傷害・虐待・いじめ・暴力等のニュースが、毎日のように流れる今日、命の尊さを改めて考えさせてくれる、心温まるストーリーである。
 このお芝居を多くの人に鑑賞してもらいたい。特に、物語の主人公と同年代の中・高校生には、是非観ていただきたいと、弘前芸術鑑賞会では、この1か月、活動を行ってきた。
 具体的には、全中学生に案内をしていただくよう、市内全中学校にパンフレットを送付した。市街地にある中学校へは、僕と副理事長の二人で、一校一校訪問して、教頭先生や事務の方へ、趣旨を申し添えて手渡しをした。演劇部のある高等学校にも、案内状を送った。
 その成果も少なく、会場は閑散としていた。赤字だとかどうのかの話ではなく、僕らの思いを伝えきれなかったことが残念でならない。
 それはさておき、劇中、不覚にも僕は、何度か目頭を押さえてしまった。8年前・7年前と、相次いで亡くなった愛犬親子のことを思い出した。2011年、東日本大震災の後、ボランティアで訪れた石巻市の動物愛護センターで出会った犬や猫たちのことも思い出したからだ。
 犬や猫に限らない。動物の命も人間の命も、皆、等しく大切なものだと思う。劇中の台詞にもでてきたが、人生は「長ーい長ーい命の授業」であるということを、議会人としても、社会人としても、いつも心掛けていたい。
 これまでも書いてきたかとは思うが、僕は、犬や猫が大好きなのである。彼らは、愛情を持って接すれば、愛情を持って応対してくれる。人間の気持ちを決して裏切らない。
 実は、馬も大好きなのである。でも、ここ数年、馬には裏切られ続けている。さあ、来週は秋華賞だ。(5695)

 追伸
 ♬ 波の谷間に命の花が 二つ並んで咲いている・・・♬
 ”いのちの花”と聞いて、鳥羽一郎の「兄弟船」を思い出すのは僕だけだろうか?