朝から、腹の調子が悪かった。3度4度、お手洗いの世話になった。
 こういうことを言うと、我が親や、親しい友人はすぐ「飲み過ぎだ」と手厳しい。いや、違う。夕べも飲むことは飲んだが、”過ぎる”というほどのものではなかった。ただ、タイ料理とやらで、やたら辛いものを肴にした。そのせいだと弁解している。
 お陰で、昼の大事な用事を断ってしまった。外に出る気力も少なく、いつになく、家の中で時間を過ごした。
 そこで思い立ったのが”断捨離”である。要は、部屋を片付けて、不要なものは捨てようと・・・。
 が、本棚から手を付けたのが失敗だった。一冊一冊中を見てから判断するので捗らない。読んだ形跡も記憶もない本が出てくれば、残しておく。いつかまた読み返そうと思えば、それも脇に寄せておく。
 もう捨ててもいいや、と思う本は、意外と少ないのである。
 8年前に無くなった女房の棚も見た。ファッションや雑貨の本が多い、女流作家のエッセイもある。こういった本は、僕自身が、今後読むことはまずなさそうだ。心を鬼にして、処分することにした。
 ただ、どうしても捨てられない本もある。亡くなる1年前に、二人で京都や東京を旅した時のガイドブック等だ。
 その他にも、こんな本が出てきた。女房が、どんな思いで病と闘っていたのかが偲ばれて、この本も残すことにした。
 丸山ワクチンに関する切り抜きや、書きかけのノートや、メモが挟んである本も・・・。ああ、僕はやっぱり煩悩の塊だ。”断捨離”などできそうにない。
 明日は、昼と夜に会合がある。明後日からは行政視察だ。視察から帰ってきたら、再チャレンジだ。今度は、本棚には目もくれず、衣類や雑貨から始めよう。(9977)