市長の「市職員に忘年会を行うよう指示を出した」という、 記者会見での発言が、波紋を呼んでいる。隠さずに書けば、”波紋”ではなく”批判”だ。
 記者会見全体の流れを見れば、それが本筋ではなかったことはわかる。冷え込んでいる飲食業界を支援したいという気持の表れだと理解できる。
 が、2つの点で、今回は市長は判断を誤ったと考える。
 一つは、”指示をした”ということである。組織に於いて、トップの指示は、ある意味、強制力を持っている。まして、縦割りの象徴とも言える役所であれば尚更だ。大体にして、上から指示されて行う忘年会だなんて、ちっとも面白そうではない。こういう宴会は、やはり、職場内から自発的に気運が高まって初めて、有意義な楽しいものになるんだろうと思う。
 二つ目は、何も記者会見で明らかにするようなことではない。だって、市役所という一組織の中の話だ。内内に通達を出すだけで良かったではないか。飲食業界に 気を使ってますよ、というところを見せたかったのだろうが、逆に、市民の反発と嘲笑を買った形になっている。
 弘前でのPCR検査陽性反応者は、ここ3日ほど出ていない。とは言え、東京や北海道等の状況を見れば、安心することは禁物だ。各団体・組織も、非常にナーバスになっている。
 弘前ペンクラブでは、今日行われる予定だった定例の指定管理事業実行委員会が中止となった。先月から2ヶ月連続だ。明日の「太宰治文学講座」も延期とした。
 実は、弘前でクラスターが発生する前までは、今年は総会も書面決議にしたことだし、暮れには盛大に忘年会でもやりたいねぇ、と話をしていたところだった。それも、今は、白紙に戻った。
 又、別の団体から、「忘年会規模縮小のお知らせ」という手紙が届いた。昨年は来賓としてお招きをいただいたのだが、今年はごく内輪で行うという案内だった。
 おそらく、多くの企業・団体で、忘年会をやるかやらないかについて苦慮をしていることだろう。そんな折りでの市長発言だったために、余計に混乱を招いてしまったように思われる。
 僕は、と言えば、呼んで頂ければどこへでも行く。飲食業界を支援したいという気持ちを、”指示”ではなく”行動”で示したい。呑んで酔って騒いで暴れて・・・やったー、”暴”年会だぁ。(12105)