11月も、余すところあと1週間となった。例年であれば、今頃は、12月の手帳は真っ黒になっている頃だ。定例議会もあるし、夜は忘年会やら各種宴席も続くし。日によっては、忘年会の梯子ということも、決して稀ではなかった。
 ところが今年は、議会以外は、予定がスカスカだ。いつもお招きいただいている忘年会の案内も、まだ届いていない。
 それもこれも中国発のコロナウィルスが原因だ。コロナのせいで、市内の飲食店の多くは苦境に立たされている。10月下旬の市の休業依頼(という名の要請)は解かれたものの、客足の回復にはほど遠い。
 そんな中、市主催の「飲食店のための新型コロナウィルス感染予防対策研修会」が開催された。誠に時宜を得た催しだと思う。僕は、飲食店の経営とは何の係わりもないが、議員として興味があったので、のこのこと出かけてきた。
 内容は、一般的なコロナウィルスの基礎知識や、感染の状況等からスタートした。後半になって、ようやく、飲食店固有の対策に話が及んだ。
 基本は、三密を避けること、手洗い・消毒の徹底、大声での会話の抑制等、飲食店に限らず、これまでも言われてきたことだ。ただ、例えば、メニュー表、醤油差し等、複数の人が触る物品からも感染の危険性が高いことは、僕はあまり意識してこなかった。
 また、「家庭の味」とか「田舎料理」を謳い文句にしている居酒屋の中には、カウンターの上に、料理を持った大皿を並べているところもあるが、それもかなり危険ということだ。
 更には、喚起の重要性にも触れた。特にこれからの寒い季節は。飛沫が下に落ちないで、空中に浮遊している時間が長くなるという。だから、パーテイションの設置やテーブルの消毒だけでは不十分で、こまめな換気が重要だと、講師の先生は語っておられた。
 ステッカーこの研修に参加した飲食店には、研修修了証とともに、「研修会受講店舗」というステッカーが配られる。言わば、感染対策に熱心な店舗ですよ、というお墨付きのようなものだ。研修を聞いただけでいいとなれば、先着200名だなんて、あっと言う間に満杯になるのではないかと思っていた。
 それなのに、見渡したところ、会場にいたのはざっと100人。先日の休業協力金を予算化した時には、1000軒を見込んでいて、しかもそれが足りなくなって追加補正も組まれていることを考えれば、多少寂しい思いも禁じ得なかった。よもや、支援金や補助金等貰えるものは貰うけど、コロナ対策には無関心だなんて店はないとは思うが・・・。
 まぁいい。お店によって、色々な事情もあるのだろう。でも僕は、当面、ステッカーの貼っている店だけに行くことにしよう。(3393)