コロナに明け暮れた令和2年最後の定例議会が、27日に開会する。一般質問は12月8日から。僕はまた登壇する。
 一般質問は通告制だ。質問する議員は、予めその項目を提出しなければならない。文書で通告するのは「〇〇について」という大まかなものでいいのだが、開会日に担当課の職員が、 更に詳しい内容を聞き取りにくる。
 八百長の打ち合わせをしているようで、議員に成り立ての頃は、随分と違和感を覚えた。最近でも完全に払拭したわけではないが、大分慣れてきた。もっとも僕の場合、原稿無しの行き当たりばったりだから、何が起こるかは自分でもわからない。
 その通告の締切りは、開会日前日の正午である。今回は、明日の正午まで。これに遅れて、登壇できなかった議員も過去にはいると訊いたことがある。
 が、困ったことに、明日は、糖尿の定期検診の日だ。混んでなければいいが、下手をすれば、12時過ぎまでかかることもある。そこで、今日、早々と通告書を提出してきた。
 その前に、同じ会派を組むTa議員と、ここのところ行動を共にしている無所属のNa議員と、最後の摺り合わせをした。”最後の”という意味は、以前から、そういう話し合いは続けてきていたからだ。
 何せ、時期が時期である。他の議員の多くも、コロナ対策に質問が集中するに違いない。 
 そんな中で、一緒に調査活動を続けてきた3人が、同じような質問をして同じような答弁をもらっても仕方がない。コロナ対策の中でも、焦点を棲み分けようと調整をした次第だ。
 その結果、僕は主として経済対策について質問する。これまで数多く実施されてきた経済支援策の
検証・評価と、それを今後にそのように活かしていくかを中心に、質問を組み立てたい。
 それとは別に、市の商業政策の全体像についても問う。所謂”ビジョン”というやつだ。どのような未来図を描いているのか、議場で問い質したいと思っている。 
 従って、質問の相手は商工労政課になってしまう。当り前の話だが、別に怨み辛みがあるわけでは全くない。
 逆に、この春以降、各種支援策の策定やその事務手続き等に、献身的に取り組んでこられた職員の皆様には、労いの言葉をかけたいくらいだ。それが本心である。
 ただ、僕ら議員は、職員の側ばかりを向いていることはできない。あくまで視線の先には”市民”がいなければならない。今回のケースで言えば、コロナで休業を余儀なくされたり、受注機会を失った小規模零細事業者の方だ。その辺のところを、答弁する側にも、傍聴する人にも、是非、ご理解賜わりたい。議場では、九州場所千秋楽の貴景勝VS照富士のように、真っ正面からぶつかりあいたいものだ。
 と、殊勝なことは書いたものの、僕は相撲も好きだが、本籍は言わずとしれたプロレス人間だ。また、両者リングアウトや、反則決着で、遺恨試合になるかもしれない。そこはそれ、当日のお楽しみに・・・。(9968)