「鉄腕アトム」の中に、動物園から動物たちが脱走して、街中にあふれ出すという物語があった。タイトルは忘れた。
 ひろふ1今、弘前でも、動物たちが、檻を抜け出して、弘前レンガ倉庫美術館に集合している。例えば右の写真。受付では、こんな可愛い狐(?)が、僕らを迎えてくれる。(狐じゃなかったらごめんなさい)「入館の前に、手指の消毒をお願いします」と語りかけてくるようだ。
 左下の写真は階段を上りきった所である。真っ白な虎(?)が、何しにきたんだ?と言った目で、僕らを睨み付ける。そう、僕の母校、弘前大学教育学部附属中学校の生徒達の手による「ひろふ動物園」の動物たちだ。
 
 ひろふ2組ネプタと同じような技法で、針金と紙で作られている。さらに紙粘土で豊かなボリューム感が表現されている。
 毎年、文化センターで展示されている。昨年も僕は鑑賞に行った。その動物たちが今、美術館に飾られている。
 僕はこの動物園が大好きである。以前にもこのブログで紹介したことがある。
 何より、動物たちの表情がいい。迷い、怒り、不安、歓び、哀しみ、混沌、希望・・・、万感の思いが込められている。イコールそれは、制作した生徒達の、内なる感情のようにも思える。レンガの壁を背にして立った動物たちからは、文化センターで見た時とはまた違った眼差しを感じた。
 この企画は、弘前レンガ倉庫美術館のスクールプログラムの一環として行われた。初めての試みだったと思う。そのプログラムがどういうものかは知らないが、今後、たくさんの児童・生徒・学生に、この美術館が開放されていくのだとすれば、大変喜ばしいことだと思う。
 美術館開設までには、色々な議論が為された。コンセプトのこと、予算のこと、作品の購入(?)のこと等々、僕も議会では、時に厳しい意見も述べた。
 が、そもそも僕は、弘前には美術館が必要だと、議員に成り立ての頃から主張してきた一人だ。自慢じゃないが、27人いる議員の中で、最も多く足を運んでいるという自負はある。(65歳になったから、入場料が只だということもある)
 ようやく出来たこの美術館が、一部の原題アートファンだけではなく、多くの市民にとって、より身近なものになっていくことを望んでやまない。(11223)

 追伸、
 この企画は、明日までである。明日の入場は16時半まで。動物たちを見るだけなら、64歳以下の人でも入場は無料なので、是非、ご覧下さい。