「読み書き算術」は、お勉強の基本と言われている。江戸時代の寺子屋では、専らこれが教えられていたようだ。まぁ、文字が読めて、書けて、簡単な計算さえできれば、高度な専門知識は持っていなくても、世の中で生きていくことはできるのだろう。 
 僕は、今日の午後を、その「読み書き算術」にあてる予定であった。常駐スタッフのNaさんが休暇をとったので、読書人倶楽部に一人でいることになる。絶好の”お勉強”のチャンスだ。
 資料まず”読む”である。一昨日昨日と、市から大量の資料が渡された。順不同に列挙すると、「弘前市地域福祉計画」「弘前市公共施設個別施設計画」「弘前市障がい者・障がい児施策推進計画」「第2次弘前圏定住自立圏共生ビジョン」及びその別冊、「弘前市総合計画前期基本計画」「同前期実施計画」らである。
 これらを全部積み重ねると、厚さ3.5cm。東京都の電話帳が今もあるのであれば、その厚さにも匹敵するのではないか。
 そんな資料を一気に読むとなれば、まとまった時間が必要である。今日は、まさしく、それにピッタリの日だった。
 次に”書く”。頼まれていた原稿を書こうと思っていた。時間にして20分ほどの講演の草稿である。
 400字詰めの原稿用紙1枚をゆっくり読めば約1分と言われている。そうすると20枚分。先日、月刊弘前に寄せたのが5枚だから、その4倍だ。あの時で書き終えるのに1時間ちょっとかかったのだから、今回は4時間くらいはかかる計算になる。なかなか、それほど時間を取る機会は少ない。やっぱり今日がチャンスだった。
 ところが、人生というものは、往々にして、計画通りにはいかない。今日は、読書人倶楽部の鍵を開けるやいなや、お客様が立て続けに来られた。数はさほどではないが、一人一人と長く話し込んでしまった。
 そうしているうちに、今度は、目薬を忘れてきたことに気がついた。明後日、三度目の「眼球に注射」を打つために、欠かしては駄目だといわれている薬だ。慌てて家まで取りに帰った。
 そんなこんなで、僕の「読み書き」計画は、どれも中途半端に終わった。今度はいつ時間を取れるのやら・・・?
 えっ、「算術は?」って。これはもうバッチリである。明日の「大阪杯」の予想だ。調教タイムやらオ馬体重やら、コース・距離適性やら、細かな数字と睨めっこをして、大体の方針は決まった。あとは明日のオッズ(これも数字だ)を見て、順列組み合わせを決定するだけだ。(8313)