♬ 雨がしとしと日曜日 僕は一人で・・・♬ (ザ・タイガース「モナリザの微笑」より)
そんな歌がぴったりの一日だった。
 いつもの句会の仲間が集まるまで、僕は一人で弘前読書人倶楽部にいた。日曜日のルーティーンワークである。そんなわけで、今日も、読書人倶楽部の話題を紹介する。 
 先週の月曜日のブログで僕は、弘前読書人倶楽部が、”本”を核とした人々の交流の場になれる、と書いた。実際に、ブックトークや句会等の活動を通して、それまでは接点の無かった人同士が知り合いとなり、新たなネットワークが広がっていっている。
 こんなことがあった。
 囲碁会員のNさんが、囲碁を始めたという。初心者向けの本はないかと尋ねられた。が、あいにく読書人倶楽部にはその手の本はない。
 そうしたら、それを聞いていた、同じ会員のSa先生が、その数日後、早速囲碁の入門書を持ってきてくれた。このような形で、人と人、本と人とが繋がれていく。ここに読書人倶楽部の存在価値があるのではないかと思う。
 新着それと、もう一つ。読書人倶楽部には大切な使命がある。その交流の核となっている”本”を守ることだ。本の寿命を延ばすこと。本の終の棲家となることだ。
 先日も、Iさんが、ご自身の貴重な蔵書を寄贈して下さった。モンテニュー随想録全3巻、原敬日記全6巻等だ。
 モンテニュー随想録は、1960年発行の初版という貴重品。今から60年も前となると、こんなに厚くてケース入りの本が、1冊550円とか650円という定価である。まずそこに驚いた。
 原敬日記は、分売不可の全集。それをそっくり贈っていただいた。
 こういった本は、今では、欲しいと思ってもなかなか手に入らない。そしてまた、重厚な全集等は、行き場を失いつつあることも、悲しい現実なのだ。
 そのような本を寄贈して下さる会員の方がいて、それを受け入れさせていただくことで、読書人倶楽部も、人のために、本のために、何かしらお役に立てるのではないかと思っている。
 それにしても、昔の本は、文字が小さい。どんなに面白そうな本でも、今の僕の視力では、読めそうな気がしない。(10737)