弘前市議会、予算決算常任委員会。令和2年度決算診査も、今日が最終日。何故か、市立図書館についての質問が続いた。僕以外が、3人も図書館のことを採り上げるだなんて、相当珍しいことではないかと、勝手に思っている。
 渡された資料によると、昨年度の貸出し冊数は、分館も含め合計で合計で、約41万4千冊。その前の年が46万3千冊だったから、10%強減っている。利用人数も、本館だけでの数字だが、約1万3千人少なくなったとの答弁があった。
 これもコロナの影響である。去年は、長期に渡る休館日もあった。
 それでも、質問した議員は、これだけの数の本が貸し出されていることに、「どんなにデジタルの時代になっても、紙の本は必要だ」と言ってくれた。僕は思わず、議席の机の下で、音を出さないように拍手をした。
 又、別の議員は、いわゆるベストセラー本のことを質問した。購入冊数が少ないため、なかなか借りることができない。予約をしても、30人待ち、40人待ちといった現状に対する課題呈示だ。  
 この件については、僕もだいぶ以前に採り上げたことがある。その時僕は、市民から読んでしまったものの寄贈を募ればいいじゃないかと提案した。その当時、袖ケ浦市で実施していた事例を見てきていたからである。
 ところが、今日の議員は、「図書購入予算を増やせばいい」といったニュアンスのことまで言及した。僕はこれにもまた、無音の拍手をした。
 更に、この先輩議員は、「公立図書館なのだから、ベストセラーばかりではなく、専門性、資料性を持った書籍も購入しなければならない」と強調した。全くその通りである。そうなれば、ますます購入費を増額しなければならくなる。
 パチパチパチ・・・と音は出せなかったが、質問を終えた先輩の方を向いて、心からの拍手を送った。
 図書館のことが、こうして、議会の場で議論されたことは、とても良かった。パチパチパチ。
 K産党あたりは、図書館に指定管理者制度を導入していることを理由の一つに挙げ、決算案全体にも反対していた。だけど、今日のように、議会でその実質的な内容についてしっかり議論することで、公共性を失わず、かつ民間のノウハウを活かした、よりよい図書館づくりが可能となるように思う。
 現在、市立図書館は、コロナで休んでいる。今回、議会での質問でも、民放や地方自治法・道路法のことなどを調べる際に、図書館が開いていればなぁと何度思ったことだろう。自分の蔵書だけの付け焼き刃では、いまいち、突っ込みが足りなかった。自分自身の質問に対しては、拍手を送ることはできないなぁ・・・(3552)