若者と議員を結ぶ「Votere‘s Cafe 」が行なわれた。当初は、弘前でも会場を設けるはずだったのが、コロナの影響で、全国を結んだオンライン開催となった。僕は、ネットだなんてさっぱり苦手なのだが、同じ会派を組むTa議員のお陰で、参加することができた。
 テーマは「政策と受けてニーズのズレはなぜ起きる?」というものだった。その具体例として、弘前市の”学生支援アップルパイ配布”が採り上げられた。
 誤解のないように言っておきたい。これはこちらから持ちかけたものではない。東京を中心とした若者のグループが提示してきたテーマだ。それだけ、全国的に、この件は注目を浴びている。それも、良い政策としてではなく、”?”な政策としてである。
 詳しくは、リンクを貼っておいたので、9月14日のこのブログを読んでみていただきたい。困窮している学生への支援として、学生にアップルパイを配るとした、市の補正予算のことだ。
 僕とTa議員、無所属の2人とで、支援ための予算は必要だが、アップルパイではなく主食となるものを配るべきだと、付帯決議案を提出した。残念なことに、賛成少数で、僕らの提案は否決されたが、今でも、決して間違ってはいなかったという信念は持ち続けている。こうして、全国の若者も、首を傾げていることに接して、ますますそのその意を強くした。
 ただ、今日の目的は、政策の非を論うことではない。何故、そういった、ニーズと政策のズレが生じるのか? そのズレを解消するために何が必要かということだ。
 ズームとやらで、少人数に別れてディスカッションをした。短い時間だったが、いくつもの意見が出た。
 政策立案側が、現状を把握していないのではないか。一部の声にしか耳を傾けていないのではないか。それを是としてしまう、議員や職員に問題があるのではないかetc。どれも正鵠を得ていると思う。  
 では、それを解決するためにどうしたらいいか? 学生や若者と議員や市長との対話の場を、双方から呼び掛けて、積極的に設けるべきだ。若者は、請願等の要望の権利を行使した方がいい。最終的には投票行動だ。そのためにも主権者教育は重要だ・・・といった意見が異口同音に為された。全くその通りだと思う。
 最後に、アドバイザー役のSa先生が言った。「ズレがあるのは、人間として当然だ。皆、目の前に起きていることでも、見えるものと見えないものがある。大切なのは、そのズレを認め合った上で、その幅を少なくするために徹底して話し合いをすることだ」 僕は大きく頷いた。
 残念なことに、その話し合いが、現状では充分になされているとは言い難い。議会が、必ずしも、その場とはなっていないようなケースも、時折感じられる。
 僕は、至って柔軟な方だ、と自分では思っている。何事につけ、自分がズレているのではないかと、いつも考えている。まぁ、はっきり言って、信念が無いと言われればそれまでなのだが。
 だから、アップルパイの件でも、誰とでも話し合いたいと思う。正論を言われれば、素直に納得する。ただし、新聞に載っていたような、「女子学生の中にはアップルパイを待っている人もいる」なんて意見は、端から論外だ。(9015)