弘前読書人倶楽部句会が再開した。およそ一か月半般振りだ。 
 この句会は、昨年の5月にスタートした。弘前の桜祭りが中止となり、商店街は一再休業し、公共施設も休館となっていた時期だ。そんな世の中のムードに反発したわけでもないが、少人数で俳句を楽しむくらいのゆとりを持ちたいと始められた。
 以降、雨が降っても槍が降っても、毎週日曜日に行われてきた。どうしても都合がつかず、休会を余儀なくされた週もあるが、2週と間隔をあけることは、ほとんど無かった。
 それが、先月は、まるまる一か月間、お休みした。8月に青森県ではコロナ感染者が急増し、県も市も、9月一杯の公共施設の休館を決めた。それに気圧されたような恰好だ。
 再開初回の兼題は、「読書」と「夜寒」。中止になった9月第一週の題は「新涼」だった。一か月の間に、”涼”から”寒”へと、確かに季節は移った。薄めの肌掛けから、厚手の毛布へと、いつのまにか寝具も変わった。
 結果は最高だった。自己新記録を更新した。しかし、これは、ラッキーだったことと、そして僕が、そもそも”ぶっつけ本番型人間”だっただけに過ぎない。
 実際には、やはり1ヶ月のブランクは大きかった。毎週3句創るのはしんどかったが、そのことによって、頭の中に五・七・五のリズムが刻まれていた。俳句用の言語感覚が醸成されていたように思う。(ほんとかな?)
 が、一か月も俳句から離れたとなると、そのリズムが掴めない。俳句ってこんなに難しいものだったけと感じてしまう。やはり、野球選手が、毎日の素振りを欠かさないように、俳句も、創り続けることが肝要なのであろう。
 ん? ここまで書いて気が付いた。毎日の鍛錬が必要だ。技術の向上もはからなければならない。相手や審判(選者)の癖を知って戦略を練らなければならない・・・そうだ。俳句もスポーツなのだ。今度から得意なスポーツはと聞かれたら、”プロレス”の他に”俳句”も付け加えよう。
 巷では、”Go to Travel” 復活のニュースも流れ始めている。「青森県おでかけキャンペーン」も再開した。僕の周りでも、早速、団体で宿泊予約をした仲間もいる。いささか性急に過ぎるようにも思わないでもないが、そうやって少しずつ、日常に戻っていくのだろう。いかなければならない。
 さぁ、毎週3句。俳句との格闘の日常が、また始まった。(8098)