先月末のことである。だいぶ寒くなってきたので、居間兼台所に置いてあるFF式のストーブを点けようとした。そうしたら、「グー、グー」と、今まで聞いたこともないようなモーター音が聞こえる。
 まぁ、今シーズン初めての点火だから、機械も戸惑っているのだろう。しばらくすれば鳴り止むに違いないと思って静観していたが、一向に音は消えないばかりか、段々と大きくなる。
 そう言えば、昨年の今頃、一時退院してきていた母が、「このストーブ、そろそろ点検して貰わなければいけないねぇ」と話していたことを思い出した。すぐにスイッチを切って、業者に電話を掛けた。
 業者と言っても、購入した時の販売店はもうない。いつも灯油を配達してもらっている近所のお米屋さんである。
 家に来てストーブを見るなり、「随分ふるい型ですねぇ」と言った。調べると、もう20年以上も前の製品らしい。「修理するにしても、部品があるかどうか・・?」と首を傾げながら、ストーブを運び出して行った。
 修理できないというと、新しい物を購入しなければならない。これは予期せぬ大きな出費になる。
 有難いことに、すぐに電話が来て、どうやら部品はあるらしい。ただ、直すのに2週間はかかるという。
 という出来事があって、今日が2週間をちょっと過ぎたあたり。今日、ようやくそのストーブが帰ってきた。
 この間僕は、14畳ほどの部屋で、反射式ストーブ一台を置いて、寒さをしのいでいた。停電時でも使える物だ。東日本大震災の時も、こいつのお陰で助かったという、これもまただいぶ年期が入っている。
 幸いに為て、氷点下まで気温が下がるなんて日がなかったので、これでもそこそこに暖はとることはできる。でも、持ち運び式のタンクに給油をするのが億劫だ。それに煙突がついていないので、一定時間ごとに換気をしなければならない。
 そんなこんなで、持ち前の無精な性格も手伝って、出来るだけ使わないようにすごしてきた。よくもまぁあ、風邪をひかずに済んだものと思う。
 ともあれ、本格的な冬が来る前に、ストーブが直ってきてよかった。それなりの修理代は請求されたが、手元の大手家電販売店のチラシを見ると、新品を買うのに較べれば三分の一程度のものだ。
 これでもう大丈夫だ。タイマーも付いているので、朝起きた時も、夜遅く帰ってきた時でも、寒い中で火の点くのを待っていなくてもすむ。安心して飲みに行くことができるぞ。(6377)

 追伸
 久々に曲の紹介。「冬が来る前に」は、1977年のヒット曲。ニューミュージックなんて言葉が使われ始めていた頃だったと思う。