市長選今朝の地元紙。両紙とも「E市議、市長選出馬を検討」という見出しが、大きく一面を飾った。(しかし、記事の写真まで公開して、今さらイニシアルにする意味はどこにあるんだろう?)
 これで。立候補の意志を表明したのは3人目である。今日は、朝から、この件で、電話やメールが続いた。
 「Eさんって、どういう人?」 これなんかはまだいい方だ。
 「鏡ケ丘(弘前高校)VS錫杖会(弘前南高校)だな」なんてことを言う人もいる。半分、野次馬気分のようだ。
 「誰が勝つと思う?」 そんなことを質問されたって、馬券を外し続けている僕には、答えようがない。  
 一番多かったのは、「お前は誰を応援するんだ?」という質問だ。中には、「お前が推した人を応援する」とまで言ってくれた人もいる。こういった問いには、次のように答えている。
 まず、3人とも、まだ誰も、ビジョンを発表していない。それを見ぬうちに、好き嫌いやその他の感情で、特定の候補を他人に強く推薦することは、議員という立場上、無責任のような気もする。
 加えて、昨日のブログにも書いたように、今、会派さくら未来では、弘前市の将来あるべき姿を、政策としてまとめる作業を行っている。議論も大分煮詰まってきた。あとは、目に見える形として表わすだけだ。
 この会派ビジョンが出来上がれば、それを公表する。その上で、各候補者と協議をして、合意を得たひとを支持したい。
 僕らの政策を丸呑みしろだなんて傲慢なことは考えていない。基本的に同じ方向をみることのできる人に、市政を託したいと思うからだ。
 ただ、はっきり言えることがある。二元代表制の地方自治において、議会の存在を軽視するような首長ではいけない。
 俗に言われるように「市長と議会は車の両輪」などとは思わない。それぞれが民意を代表する独立した機関だ。時に、片方が右を向いて、もう片方が左を向くことだってある。そういう時にどのように調整するか。そこに、トップリーダーとしての度量が如実に現れるのだろうと思う。そういった資質を持った人を応援したい。
 「お前は立候補しないのか?」 有難いことに、そう言ってくれる人もいる。だけど、有馬記念の馬券とともに、夢は儚くも消えた。(8068)