今泉昌一の 私事時事

弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

選挙費用

選挙違反って?

昨日、本を紹介しながら「 選挙にお金をかけない 」ことについて書いた。
でも、現実に、今度の 弘前市議会議員選挙 でも、随分とお金がかかっているんだろうなぁと思われる新人候補がいる。

ある朝、我が家の郵便受けに、他の宣伝物と一緒に折り込まれた某新人候補のカラー刷リーフレットが入っていた。
何人かの知人からも電話が来たことから推察すると、どうやら市内広域にポスティングをしたらしい。
同時に広域にポスティングをするためには、専門の業者を使わなければできない。
僕の知っている業者だと、費用は 1枚 3から4円くらいかかるはずだ。
何枚分まいたのかは知れないが、印刷代も含めれば、馬鹿にならないお金がかかっているだろう。

まあ、しかしその金額を高いと思うか安いと思うかは、価値観の相違と言われれば、それまでだ。
問題は別にある。
選挙違反、すなわちそのリーフレットに、公職選挙法で禁止されている事前運動にあたる文言が記載されていたことだ。
その候補の掲載されていた略歴を見ると、「知らなかった」では済まされない。

別の候補者の印刷物にも、「4月24日に向けて支援してくれ」といった内容が刷り込まれていた。これも選挙違反だ。
その候補は新人ではない。もう三期も議員を務めている。
しかも日頃、改革派・市民派を自称しているにも拘わらずだ。

選挙違反というと、とかく買収行為にばかり目が向けられるが、印刷物の配布・内容にも、巧みに散りばめられている。
買収が、場外で椅子を振り回すような反則なら、こういった文書違反や事前運動違反は、レフェリーの目を盗んで、セン抜きで額を突くようなものだ。(この例え、プロレスファンじゃなきゃ、理解できないかな・・・?)

「人の振り見て、我が振り直せ」
僕も気をつけなくっちゃ・・・。

本のチョット 「国会議員に立候補する」文春新書

お金をかけない選挙を、前回もやった。
今回もやろうとしている。
正確に言えば、お金をかけられないのだ。乏しいのだから。

冷静に考えれば、市議会議員の選挙に、そんなにお金がかかるはずはない。
ポスターや選挙カーの費用は公費で賄える。(はずだ・・・)
あとは、事務所を借りればその家賃、討議資料のコピー・印刷代、法律の範囲内での弁当代等々、どう考えてもン百万単位もかかるはずがない。

『国会議員に立候補する』(若林亜紀 著 文春新書)を読んだ。
行革ジャーナリストとして活躍する著者が、昨年の参議院議員選挙(比例区)に みんなの党から立候補した時の体験ルポだ。
それによると、著者の場合500万強の支出(供託金、公費負担分は除く)で済ませている。
それでも著者は、想定外にお金を使ったと愚痴っている。

日本全国の有権者を相手にする比例区の選挙ですらその程度なのだ。
弘前市内の十五万人を対象とした市議会議員の選挙であれば、その10分の1だって、本来必要ないはずだ。

それでも、「選挙にお金がかかる」 と言っている候補者は
一体何にお金を使っているのだろう?

僕も、今まで何度かスタッフとして国政選挙のお手伝いをしたことがある。
だから、選挙の仕組みや実態については、ある程度は知っているつもりだ。
でも、この本に描かれているような、公認を得るための党本部とのやりとりなど、国政選挙ならではの裏事情は、大いに参考になった。(参考にしてどうするんだ?!)

300ページ足らずの新書版だ。
政治を志す人は、パラパラとめくってみてはいかがかな。


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