僕の友人が、面白いお菓子を創った。
津軽の生んだスーパースター 吉 幾三の写真をパッケージにあしらった
「 吉幾三のダックワーズ NDA(んだ)!」というお菓子だ。
ただ、それだけではない。
りんごの果肉とクリームをサンドしたものや、弘前城の桜をイメージした桜クリームをサンドしたものなど、弘前ならではの味を醸し出している。

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弘前市は新年度の予算で、「 ひろさきブランド販促開拓支援事業 」「 ひろさきフードマーケット事業 」など、地元のオリジナル商品を売り出すためのメニューを準備している。
でも、地元の一個人業者の開発した商品が、全国流通に乗るのは並大抵のことではない。
小説といった分野ですら、名を成すために最も必要なことは、才能や作品の出来よりも、全国的な受・発注のシステムにいかに乗ることができるかだ、と何かの本で読んだ。

行政でも、開発費や宣伝費に個別に補助を出すことも大切だが、「 ひろさきブランド 」をまとめて売り込むような、態勢あるいは制度面でのバックアップも、もっと考えてみてはどうだろう?

ところで、冒頭紹介したお菓子は、洋菓子工房・デザートカフェ  ティンカーベルというお店で販売している。
( お問い合わせは 0172-36-2310 まで )

小さなお店の、小さな工夫を応援したい。